便秘でこんなお悩みはありませんか?
- 何日も便が出ない
- お腹が張って苦しい、お腹にガスがたまっている感じ
- 便秘でお腹が痛い
- 便が硬くて、出す時がツライ
- 慢性的な腰痛がある
- ひどい便秘で胃痛や頭痛がする
- 便秘薬がだんだん効かなくなってきた
便秘について
便秘とは、便が異常に長い時間、腸の中にとどまっている状態のことです。毎日便通があっても、排泄される量が少なく、便が長く大腸にとどまっている時も、便秘と考えられます。
一般的に健康な人では、毎日少なくとも1回は便が排泄されるのが普通で、規則的な排便習慣があります。
しかし排便習慣は個人差が大きく、女性では2~3日排便のない人もめずらしくありません。毎日便通がなくても、体に何の苦痛も感じなければ便秘とはいえません。
排便の回数に関わらず、こんな症状があれば便秘といえます。
- 排便時の不快感がある(なかなか出ない、固い、スッキリしない)
- お腹にガスがたまっている感じ、お腹の張り
「ひどい便秘」では、頭痛,胃痛,腹痛などの症状が現れることがあります。
排便のしくみ
食事をしてから胃→小腸→大腸と通過してS状結腸にたくわえられた便が、その重さや結腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)によって直腸に送られると、直腸壁が広がります。
この刺激が自律神経を介して脊髄に伝わり、さらに脳に伝わることによって、便意がおこります。
脳が便意を感じると、腹筋がはたらき、腹圧が高まり、直腸の肛門にある内肛門括約筋と外肛門括約筋がゆるむことで、排便が行われます。
排便の流れ
①飲食物が胃に入る
②胃に入った刺激で胃結腸反射がおこる
③大腸が蠕動運動によりS状結腸、直腸へと便を運ぶ
④便による直腸壁が広がる
⑤自律神経による脊髄への刺激が伝達される
⑥脳へ刺激が伝達される
⑦便意を感じ、排便の準備をする
⑧腹筋が収縮し、腹圧が上昇する
⑨直腸が収縮し、内肛門括約筋がゆるむ
⑩外肛門括約筋がゆるむ
⑪排便
便の大腸内の通過時間やその便の状態の異常は、下痢や便秘の原因として現れます。
便秘の原因
便秘といっても、それほど心配ない便秘と、気をつけなければならない便秘があり、次のような原因が考えらます。
- ①便秘になる食べ物
- ②咀嚼不足・よく噛んでいない
- ③排便力が弱い
- ④運動不足
- ⑤便意のがまん
- ⑥下剤の乱用
- ⑦内科的な病気
- ⑧ストレス・過敏性腸症候群
- ⑨睡眠不足
- ⑩骨盤のゆがみ、お腹のゆがみ
- ⑪足の薬指のゆがみ
より詳しい内容は下のリンクをクリックしてご覧ください。具体的に①~⑪の便秘の原因について詳しく解説しています。
便秘の種類
ここでは、腸の状態と便の状態をまとめて、便秘の種類について説明いたします。
- ①弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
- ②けいれん性便秘
- ③直腸性便秘
①弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
大腸の動きが悪くなることでおこる便秘で、便が移動するスピードが遅いので、排便までの時間が長くかかります。
ふつう、結腸に送り込まれた内容自体や、腸の中にある細菌によって発生した酸素やガスが刺激になって反射的に腸の運動がおこり、それによって排便がなされるのですが、このときの反射が鈍いために便秘がおこります。
大腸に便が長くとどまり、水分の過剰吸収で、便が固くなってしまいます。腸の周りの筋肉がゆるみ、腸の動きが弱くなって、便の押し出しが悪くなった状態です。
最も頻度が高く、女性や高齢者に多いです。
②けいれん性便秘
大腸のぜん動運動が過敏になりすぎて、大腸の壁がけいれんするような動きになってしまい、上手く便を送れなくなるためにおこる便秘です。
自律神経の乱れや、大腸に何らかのアクシデントがあってけいれんが起こり、これによって便秘がおこる場合です。
大腸の過緊張により、便が上手く運ばれず、ウサギのフンのようなコロコロとした固い便になります。腸管自体がけいれんによる収縮で狭くなり、便が出にくくなった状態です。
便秘と下痢を繰り返すことも多く、頻繁に腹痛が起こるのが特徴で、ストレスが多い人に起こりやすい。
③直腸性便秘
便が直腸に達しても、排便反射がおこらず、便がとどまってしまい排便の障害がでている便秘です。
便意が起こってもがまんしていたり、がまんを繰り返していると便意が正常に起こらなくなってしまいます。また下剤の乱用によって排便反射が妨げられてしまいます。
排便をがまんする人、下剤に依存している人、高齢者や寝たきりの人に多いです。
直腸性便秘は、大腸ガンの8割を占める直腸ガンを誘発しますので、将来のリスクを減らすためにも改善が必要です。
便秘を放置しないで
最も多いのは常用性の便秘で、特に若い女性に多く、これといった自覚症状がないのに便通がなく、やたらと下剤を乱用することで排便反射が妨げられ、かえっていろいろな障害を招いていることです。
次に多いのが、腹が張ったりする不快感、下腹部の痛みです。
便秘はそのまま放っておくと、大腸の一部が膨張して長くなり、かえって症状が続きます。しかも、便秘が長く続くことは体内の老廃物や毒素、食べ物の残りかす(食物残渣)などが排泄されないため、全身のだるさ、行動意識がなくなったり、精神的に憂うつになったり、頭痛やめまい、頭が重くなったりします。
当院では便秘が原因で、頭痛、めまい、胃痛、腰痛、背部痛、体のだるさ、疲れやすい、といった症状を抱えているケースを多くみています。
また、高血圧や動脈硬化のある老人は、便秘があると血圧も上がり、ときには排便時に、トイレで脳卒中の発作をおこす事も少なくありませんので注意が必要です。
便秘に対する当院の施術方法
便秘の原因は腸だけではありません。
姿勢のくずれ、内臓下垂、腸への血行不良を解消し、揉んでも楽にならない頑固な便秘を改善していきます!
もちろん腸は直接触って、硬さや張り具合をみて、お腹のコリをほぐしていきます。
頑固な便秘の原因は5つあると考え施術していきます。
①お腹・太もも・お尻の硬さが胃下垂を引き起こし内臓を冷やす
お腹・太もも・お尻の緊張があると、胃下垂など内臓の位置異常を引き起こし、血液量を整えたり、浄化したり、栄養分をコントロールしたりして頑張っている「肝臓」や「腎臓」の働きを弱めてしまいます。
延命学という特殊なリンパマッサージで、臀部・太もも・お腹をリフトアップさせるようにほぐしていきます。さらに脚にある内臓のツボ療法により、特に大腸・肝臓・胆のうを元気にしていきます。
大腸のツボは腸管のぜん動運動を促進し、肝臓・胆のうのツボは胆汁が出やすい状態をつくり、腸管内での潤滑剤となります。
内臓の位置異常が改善することで、お腹が柔らかくなり、内臓の血行不良も改善されるため、全身への血の巡りがよくなっていきます。
②S字結腸への施術・お腹のオイルマッサージ
あお向けで腹部八反応点の1つS字結腸に対する筋膜アプローチで、血液循環を改善していきます。S字結腸の滞りを改善することが便秘に対する根本治療となります。食生活の見直しと、S字結腸への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。
お腹の張りが強い場合、「腸内ガス」を抜く必要があります。マグネシウムとココナッツオイルによる「オイルマッサージ」を行っってから、腸もみを行います。
【関連記事】③背すじを伸ばした姿勢が原因で便秘になる
一般的には知られていませんが、背すじを伸ばした姿勢が便秘をつくっています。特に座っている姿勢では背中や腰は丸まっているのが理想です。
実際にトレイで排便の時、背中や腰を丸めて前かがみで行いますよね!たぶん背筋を伸ばして排便しないと思います。
根本的には、この姿勢が腑に落ちて実践できれば、便秘は解消されていきます。しかし背中を丸めるなんて信じられないと感じる方がとても多いです。
そのため姿勢の指導をすると共に、深い呼吸と脳脊髄液の循環をよくする「減腔」という整体施術を行いながら、脱力した体に優しい姿勢をつくって便秘に対処していきます。
④カラダの土台である足裏・足首のバランスが悪い
足裏のバランスがよく足裏の靭帯がしっかり張れていれば、ふくらはぎのポンプ運動により腸はいつも活性化されています。お腹を温めたり、マッサージしても便秘が改善しない場合、土台となる足裏・足首がゆがんでいる可能性があります。
最も大事なのが左足の薬指の動きになります。薬指が歪んで縮んでいる方が多く、日常的に腸への血行不良を引き起こしています。
左足の薬指の各関節を調整して、薬指が滑らかに動くようになると、お腹が動きやすくなっていきます。
当院では、足裏・足首をチェックして調整を行い、さらに三点バランスインソールにて足裏の靭帯を活性させていきます。足が安定し足裏の靭帯がしっかり使えると、便秘はもちろん全身の血の巡りが良くなっていきます。
便秘のセルフケアとして、足踏みの指導も行っています。
足踏みを侮ってはいけません。ウォーキングよりも効果の高い、丁寧なしっかりした足踏みはほとんどの方が出来ていません。便秘解消のセルフケアとしてあなたのお役に立つでしょう。
⑤ストレスによる自律神経の失調が便秘の原因
「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、脳のストレスを解消していきます。
便秘の多くは、ビザなどのチーズ類・ナッツやアーモンドなどの種子類・冷酒・天ぷらなどの揚げ物の摂り過ぎが原因です。根本的な改善には「食生活」の改善が必要になります。
【関連記事】 食事指導・体質改善教室チーズが好きで便秘の方は多いので、食事については詳しくアドバイスさせていただきます。
便秘でお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な便秘、肩・腰・背中を揉むだけでは楽にならない便秘、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
お腹のコリをほぐしたり、内臓のツボを初めて押されたという方も多く、お腹をやわらかくして便秘にならないよう、内臓を元気にするのが当院の特徴です。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に便秘を改善したい方、下剤や浣腸、便秘薬の乱用や副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
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