足がつる・こむら返り


足がつる・こむら返り

  • 夜、寝ている時によく足がつってしまう
  • ちょっとした動作でこむら返りや足の指先がつりやすい
  • 足の冷えやむくみが酷い
  • こまめに水分補給をしていても効果が出ない
  • ふくらはぎのストレッチやマッサージをしてもすぐ足がつってしまう

足がつり・こむら返りとは

寝ている時に急にふくらはぎの筋肉が激痛でつってしまうものを「腓返り(こむらがえり)」と言います。

私たちは普段、足の指をグーパーしたり、歩いたり走ったりするなど、足の筋肉を自分の意思で動かしています。

しかし寝ている時など、自分の意思とは関係なく、足の筋肉が痙攣してしまうものが「足がつる」という症状です。

足がつる場所は、ふくらはぎが一番多いですが、足裏や足の甲、足指、すねにも起こります。

 

若い方に多いのが、サッカーやテニスなどダッシュや方向転換など足を酷使するスポーツで、筋疲労が原因とされています。

中高年や高齢者に多いのが、足の冷えやむくみによる血行不良により、日常生活の立ち上がりやちょっとした動作、睡眠中などに頻繁に起こります。

女性はハイヒールや妊娠中などで足がつりやすくなります。

また、安全靴や自分の足に合わない靴を履いている方も、足がつりやすい傾向があります。

こむら返りで攣っているのは後脛骨筋・腓骨筋

ふくらはぎの代表的な筋肉は「腓腹筋(ひふくきん)」ですが、実はこむら返りが起こっているのは腓腹筋よりも、ふくらはぎの内側の奥にある「後脛骨筋(こうけいこつきん)」や外側にある「腓骨筋(ひこつきん)」の場合が多いです。

後脛骨筋は、立っている時に体を支えたり、歩いている時に、腓腹筋よりもかなり活躍している筋肉です。

腓骨筋は、膝下のゆがみで重心が外に流れるようになっている高齢者や足のむくみが酷い方に負担がかかりやすい筋肉です。

後脛骨筋や腓骨筋が硬くなり、年齢と共に衰えると、ちょっとした動作で足がつりやすくなるのです。

どちらの筋肉もふくらはぎだけでなく、足裏までつながっているので、ふくらはぎ・足裏ともにつることがあります。

一般的な足がつる・こむら返りの原因

まずはじめに、よく言われている足がつる原因を挙げてみると

①水分不足・ミネラル不足

②足の筋肉疲労

③足の筋肉の衰え・運動不足

④冷え・むくみ

⑤薬の影響

⑥妊婦さんがお腹が大きくなって

特に、水分不足やミネラル不足、冷えやむくみによる原因は、一般的によく言われています。

しかし、水の取り過ぎが「むくみ」につながり、「水分不足」と「むくみ」は真逆の状態になります。

水分補給に関しては、人それぞれ必要量は異なり、運動する・しない、お酒やコーヒーなど利尿作用のあるものを摂っているかどうか、汗をかいた・かいてない等、同じ人でも日によって変わってきます。

当院が考える足がつる・こむら返りの原因

よく歩いたり、スポーツで足を酷使して、ふくらはぎが疲れていても、あまり足がつらない人もいます。足がつりやすい人との差はどこにあるのでしょうか?

足がつりやすいのは、下腹部が冷えて硬くなっている人です。

下腹部が硬くなっていると、下半身に向かう血流・リンパの要である「そけい部」が圧迫され、足の冷えやむくみにつながり、ふくらはぎの血行不良によるこむら返りを引き起こします。

妊婦さんの場合、お腹が大きくなるにつれ、そけい部が圧迫されやすく、足がつる原因になります。

また、普段から身体が緊張している方は、寝てもリラックスできず、たまたま体重負荷が減った「ふくらはぎ」とのバランスの悪さが影響して、足がつる原因の1つになります。

これらについて詳しく説明いたします。

1.腎臓の問題

腎臓

足のむくみだけでなく、お腹や全身のむくみと関係するのが、腎臓です。

腎臓が正常に働いていれば、全身の不要な老廃物を静脈やリンパ管から回収することができます。

リンパが回収できずむくみが長時間続くと、血流が悪くなり、足は冷えてきます。

腎臓の不調は、むくみだけでなく冷えにもつながります。このようなむくみと冷えで足の血流・リンパが滞ると、足がつりやすくなります。

腎臓が硬くなっていると腎臓が不調のサインで、多くの場合、食事の問題となります。

次のような食べ物など気をつける必要があります。

冷たい物(アイスクリーム・氷)、果物、冷やす野菜(夏野菜・葉物)、着色料、添加物、化学物質、薬

これらは陰性食品で体を冷やします

健康にいいと思ってサラダバーを食べ過ぎたり、薬や、石鹸・シャンプーなどに含まれる界面活性剤、そして手の消毒なども化学薬品なので、腎臓には負担をかけることを覚えておいてください。

2.下腹部が冷えて硬くなっている

腎臓の不調でも下腹部が冷えて硬くなります。

足がつる最大の原因は、下腹部が硬くなることで、そけい部が圧迫され、下肢への血行不良を引き起こしてしまうことです。

食生活の影響による「ぽっこりお腹」や、妊婦さんのお腹が大きくなることにより、そけい部が圧迫されてしまいます。また、日常生活のある姿勢に気づかず下腹部が硬くなっていることが多いです。

ふくらはぎをいくらマッサージしても、下腹部やそけい部が硬ければ、足がつりやすい状態は変わりません。

デスクワークなど座っている姿勢では、前のめりでお腹を圧迫していると、夕方には足がパンパンにむくんでしまいます。椅子の背もたれにもたれて、ゆったり座っているとお腹を圧迫しません。

立っている時や歩いている時も、前傾姿勢が強すぎる方は、お腹や骨盤の前側に重心が片寄りすぎて、下肢への血流を阻害してしまいます。

これらの姿勢は何気なく毎日続けているので、指摘されなければ癖になっていてなかなか気づけません。

3.O脚・X脚など足がゆがんでいる

一番直接的な原因として、足がゆがんでいれば、それだけ血流は悪くなります。

O脚やX脚のゆがみも、元を正せば、立ち方や座り方など悪い姿勢の癖が原因です。

若い女性や男性は比較的足のゆがみを気にしていますが、足がつりやすい方でO脚・X脚になっていてもあまり気にしていないことが多いです。

当院では、特別にO脚矯正・X脚矯正を目的に施術していませんが、足がつりやすい方はもちろん股関節痛・膝痛・坐骨神経痛など下肢に不調を抱えている方に対して、足のゆがみを調整することで、症状改善を行っています。

4.背筋を伸ばした交感神経優位の姿勢

姿勢

一般的に背すじを伸ばす姿勢はいい姿勢と認識をされていますが、力んでしまっていて体にいい事はありません。

実は、背中を丸めて脱力した姿勢の方が、足や身体がつりにくいのです。

これもお腹が冷えて硬くなる原因になります。

脱力した姿勢は、副交感神経が優位になり、体液循環が良くなります。背すじを長年伸ばして、交感神経が優位の方は、寝ている時もリラックスできず、体液循環が悪くなり、手はこわばり、足はつりやすくないます。

深い呼吸もできなくなり、さらに自律神経まで乱れます。

責任感の強いお仕事をされている方、人から注目を集めるお仕事をされている方に多いです。

当院では、脱力姿勢への矯正と姿勢指導を詳しく行い、子供のように体液循環のいい姿勢に導きます。

足がつる・こむら返りに対する当院の施術方法

足がつる原因は足やふくらはぎだけではありません。

立ち上がる時や歩く時に足がつる方は、まず足に問題があります。足指や足裏からバランスを整えていきます!

さらに、アキレス腱・ふくらはぎなどの下腿のゆがみ、膝蓋骨のゆがみ、太ももなどの大腿のゆがみ、股関節のゆがみ、骨盤のゆがみと下から上に下肢を順番に整えることで、足のねじれ改善していきます。

腎臓の問題など特殊な原因には個別に対応していく必要がありますが、ここでは一般的な足がつる・こむら返りに対して、当院の基本的な施術方法についてお伝えします。

①足指と足裏への施術

足がつる方すべてに、まず最初に行う施術です。

足裏が硬く、足指がゆがんでいて、踏み込んだ自分の体重を膝に真っ直ぐかけることができなくなっているため、小指から順番に足指を丁寧に整えていきます

足の施術

②膝蓋骨と下肢のねじれの施術(XO脚・O脚)

膝が伸びない方もいますが、できるだけ膝を伸ばした状態で、膝蓋骨が左右に動くかチェックします。

膝の状態が悪い方ほど、膝のお皿が左右に動きません。

下腿を内方向にねじり、大腿を外方向にねじって、下肢全体のゆがみを調整します。

これだけで膝のねじれが改善することもあります。膝蓋骨が左右に動くようになったかチェックします。

膝の施術

③股関節・骨盤の施術(XO脚・O脚)

つま先重心で前傾姿勢の方は、股関節が内側にねじれています。

股関節のねじれにより骨盤前傾が強くなり、反り腰にもなっている場合があります。

股関節を外側にねじることで骨盤が締まり、自分でもキュッとお尻を締めることができるようになり、XO脚の改善と共にふくらはぎの硬さやむくみも楽になっていきます。

股関節の施術

④お腹の施術

あお向けで腹部八反応点というお腹への筋膜アプローチにより、直接お腹の血液循環を改善していきます。腸や腎臓などお腹が温かくなることが足の冷え・むくみに対する根本治療となります。食生活の見直しと、お腹への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。

むくみと一番関係するのが「腎臓の滞り」です。腎臓の硬さは免疫力の低下につながります。内臓の中でも背中側に左右あり、お腹から最も深い部分にアプローチすることで、腎臓の滞りを改善することができます。

お腹の施術

⑤太もも・ふくらはぎへの施術

延命学という特殊なリンパマッサージで、ふくらはぎ・太ももをリフトアップさせるようにほぐしていきます。

下半身に溜まったの血液・リンパの流れを回復させます。

うつ伏せの太もも施術

⑥背すじを伸ばした姿勢が原因で足がつる

一般的には知られていませんが、背すじを伸ばした姿勢が体液循環を悪くしています。特に座っている姿勢では背中や腰は丸まっているのが理想です

見た目のいい姿勢と、健康にとっていい姿勢を間違えないでほしいのです。子供のように脱力した優しい姿勢の方が緊張感なく、副交感神経が優位に働いています。

根本的には、この姿勢が腑に落ちて実践できれば、更年期症状は解消されていきます。しかし背中を丸めるなんて信じられないと感じる方がとても多いです。

そのため姿勢の指導をすると共に、深い呼吸と脳脊髄液の循環をよくする「減腔」という整体施術を行いながら、脱力した体に優しい姿勢をつくって足がつる症状に対処していきます。

足がつる・こむら返りに対しては、このようにお腹・腎臓・下肢・身体の緊張などを改善する総合的な施術を行っています。

足つぼやふくらはぎのリンパマッサージだけで改善できれば軽症ですが、慢性的な多くの方が足のゆがみやお腹・腎臓に問題を抱えていて重症化しています。

足がつる・こむら返りでお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、病院やお薬を飲んでも改善しないこむら返りでお悩みの患者さまが多く来院されています。

また薬で足がむくんでいる方、薬をやめて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい

営業時間 9~22時(受付20時まで)
不定休 (営業案内をご覧ください)
TEL 0120-184-497

周辺地図