下痢でお悩みの方へ

最終更新日:2023/090/03

下痢でお悩みのあなたへ

こんな症状でお悩みではありませんか?

  • 便意が頻繁にあり、下痢を繰り返す
  • 急に腹痛が起こり、その後下痢になる
  • 朝起きて下痢のため、仕事や学校に行けない
  • トイレが心配で外出するのが怖い
  • トレイから離れられない
  • 食事をするとお腹の調子が悪くなる
  • 病院で検査しても異常なし、薬だけ出されている

下痢について

下痢とは、便に含まれる水分量が増加するため、便としての形状を保たないで、液状や泥状の便が排出される状態のことです。なお通常よりも軟らかい便のことを「軟便」といいます。

理想的なバナナ状の便の場合、含まれる水分量は70~80%程度です。水分量が80%を超えると軟便になり、90%を超えると下痢になります。

下痢が続くと脱水症状を引き起こしたり、人が生きていく上で必要な「電解質」や「タンパク質」などの栄養素を失う事にも繋がるので注意が必要です。

下痢は日常生活でよく起こる症状の1つで、数日食事を控えたりして、短い期間であれば問題ありません。しかし、腹痛が酷かったり、時間と共に症状が悪化している下痢は、大きな病気が関係している場合があります。

こんな時は、すぐに病院や医療機関で診察を受けてください。

  • 時間が経過しても改善されず悪化している
  • 急に激しい下痢になった
  • 脱水症状がある
  • 下痢で便を出した後も腹痛がある

上記のような症状ではなく、病院の検査で異常がない「慢性的な下痢」、「食事やストレスによる下痢」、「過敏性腸症候群」などは、お腹専門整体の当院にご相談ください。

実は、下痢の原因は腸だけでなく、「すい臓」「胆のう」の場合もあります。お身体の歪み方とお腹をチェックすること、食生活をお聞きすることで、どこに問題があるかおおよそわかります。

過敏性腸症候群

下痢でお悩みの方が病院での診断で、「過敏性腸症候群」と診断されることがあります。

病院の検査で、腸には腫瘍や炎症などの病気に直接影響するような異常が見られないのに、下痢や便秘・腹痛・お腹の張りなどが数か月続く場合です。

ストレスの影響が大きいと言われていますが、お薬による薬物療法、食事療法、心理療法などが一般的です。

お薬や食事で変化がでない方のなかには、独自に食事やサプリメントなど調べて摂取するようになったり、腸もみなどお腹のマッサージに興味をもったりします。

当院には過敏性腸症候群と診断された方が多く来院されます。

男性が6割、女性が4割、仕事柄ストレスを抱えている方、人前に出て見た目の姿勢を気にされる方、神経質の方で、やや痩せ型の人が多いです。

姿勢・食事・精神状態により、腸で消化吸収が上手く行われなくなっているので、何か心身をリラックスさせる習慣をつくることが大切です。

当院では、脱力姿勢のアドバイスと矯正、お腹へのアプローチ、そしてお腹にいい食事の知識を提供しています。

改善に向かう方の多くは、食事の知識を身につけ、普段の食生活を重視して地道に続けています。なかなか改善しない方の多くは、お薬やサプリメントの栄養素を重視したり、食生活を変えてもすぐに結果を求めて地道に続けられません。

どんなに栄養価が高くても、腸で消化吸収できない状態では何にもなりません。まずは和食を中心にしたお腹にやさしい食生活をお勧めします。体質改善には最低90日はかかります。

当院が考える下痢の原因とは

下痢の多くは食事による細菌やウイルスの感染が原因のため、お腹が冷えないようにしたり、生ものや魚介類を控えたり、病院での診断やお薬により、時間と共に改善していきます。

しかし、下痢が続いているにも関わらず病院での検査で異常が見られない場合、過敏性腸症候群などと診断され、原因不明の慢性的な下痢に悩まされる方も多いです。

当院が経験上診てきた下痢の原因について詳しくお伝えします。

お腹を冷やす食生活を送っている

下痢になる飲食

食事で細菌やウイルスに感染するだけでなく、お腹を冷やす食べ物や飲み物を多く摂っていると、下痢の原因になります。

アイスクリームや氷アイス、ジュースや冷えたビールなど、胃や腸に冷えたものばかり入れていると、腸内も冷えてしまいます。

その結果、腸の外側は温かく、腸の内側が冷えているため、腸液の分泌が亢進します。

液体は温度が高い方から低い方に流れる性質があるため、腸液の分泌が増えて、下痢をもたします。

特に夏など冷たいものがほしくなりますが、お腹と相談して、温かいものも摂るようにしましょう。

消化に悪い食事を摂っている

消化の悪い食事

体にいいからと栄養ばかり摂ろうとしても、消化の悪い食事を摂っていると、小腸から吸収されず大腸に送られることになります。

どんなに栄養があっても、小腸で吸収されなければ、体に取り込まれず何にもなりません。

まずは栄養素を摂るよりも、口に入ってから唾液で消化し、胃→十二指腸→小腸と消化・吸収を考えた食生活が大切になります。

よく噛んで唾液をしっかり出すことが消化のスタートになります。

一般的に胃での約4時間の消化、小腸での7~9時間の消化・吸収、大腸での25~30時間の便の形成を経て、便が排泄されまます。

食べ過ぎ、不規則な食生活、熱い・冷たいなどの極端な食事は、胃やすい臓に負担をかけ、消化を遅らせます。

消化で一番混雑する器官は「十二指腸」です。消化管のジャンクションと言われ、消化を助ける消化液が合流して混み合います。

ただでさえ混み合う十二指腸に、脂っぽい物・辛い物・乳製品の摂り過ぎは、さらに十二指腸での消化に負担をかけてしまいます。

すい臓では、炭水化物のグルテンや甘い物の消化液である「インスリン」を十二指腸に流します。グルテンや甘い物の摂り過ぎは、すい臓に負担をかけ消化力を失わせます。

消化・吸収で最も大事な小腸は、免疫細胞が多く、冷えにとても弱いところです。

栄養ドリンクやサプリメント、サラダなどの冷やす野菜、果物はすべて「陰性の食物」です。

小腸の消化・吸収力を考えるなら、これら陰性の食事は控えるべきです。

消化がちゃんとできるようになって、慢性的な下痢が治まってきたら、次の段階として栄養を考えてください。

消化のいい食事としては、和食中心に「ごはん」「みそ汁」「漬物」を摂るようにしてください。注意点としては、食塩ではなく「海の塩」を使っているものを選んでください。

咀嚼不足・唾液不足

咀嚼

下痢や便秘の方が腸の負担を減らすには、まず良く噛んで食べることが大前提です。

朝食や昼食など時間がない食生活、忙しない食生活、何かを考えながらの食生活、良く噛まない丸のみの癖など、少しずつ意識してみることが必要です。

しかし、ゆっくり食べていても、ちゃんと噛んでいるつもりでも、唾液が出ていなければ、咀嚼不足になります。

当院では、唾液の出る噛み方を具体的にアドバイスしています。

一口40噛み出来ればいいですが、それでも唾液があまり出なければ意味がありません。

多くの方が、がい骨が顎をカチカチするように、「顎の関節だけ」で噛んでいます。これを「ほっぺたの筋肉をメインに使って顎の関節」で噛むようにすると、唾液が出やすくなります。

ほっぺたの筋肉は唾液腺を刺激し、のどや胸など上半身の前面を活動させ、胃までの消化を助けてくれます。

咀嚼不足で唾液がちゃんと出ていないと、唾液腺が硬くなり、首の前面や胸がガチガチになり、下痢だけでなく首の痛みや呼吸など自律神経の症状にも及びます。

ほっぺたを使ってよく噛むことでも唾液は出ますが、顎下の唾液腺をセルフでマッサージしたり、胸の肋間をマッサージすることで、さらに詰まった唾液が出てきます。

緊張姿勢でみぞおちが硬くなっている

高速道路の運転

仕事や家庭・プライベートで緊張する場面が多いと、自律神経の乱れからお腹が痛くなったり、下痢になったりします。

当院では、バスの運転手、高速道路をよく運転する方、大金を持ち歩く方、心配性の方、人目をとても気にされる方など、緊張姿勢を強いられる方に下痢が多く、触診するとみぞおちがガチガチに硬くなっているのを感じます。

みぞおちには横隔膜があり呼吸にとって大切なところです。呼吸が制限されれば、自律神経の働きが悪くなります。

さらに、脳とお腹をつないで消化管への副交感神経を司る「迷走神経」がみぞおちを通るため、ここが硬くなるとお腹の調子を崩します。

車の運転などは、緊張感がないと危ないので仕方がないところですが、お客様を乗せているバスの運転手やタクシードライバーは、自分のために運転している人よりも、やはり緊張感が強く下痢になりやすい傾向があります。

自分のための運転でも、初心者ドライバー、高速道路の運転、雨の日の運転、夜や視界が悪い状態での運転では、前のめりから緊張姿勢になり、みぞおちを固めてしまいます。

緊張する場面でなくても、いつも前のめりでみぞおちを硬くする習慣があると、同様にみぞおちが硬くなります。

ホテルのロビーでゆったり座る姿勢や、湯船にゆったり浸かる姿勢、トイレで座る姿勢は、共通してみぞおちを緩める脱力姿勢になりますので、是非お試しください。

解毒・好転反応としての下痢

下痢はとても辛いものですが、体に備わった正常な解毒の反応でもあります。

有害なものを食べた時に、腸はそれを検知して多量の腸液を分泌して、下痢により素早く体外に排泄しようとします。

有害な食事も慣れてしまうと下痢を起こさず、いつの間にか「中毒」となり、毒素が排泄されないために様々な症状を引き起こすことになります。

健康な体では、有害なものを食べれば下痢になり、体にいいものは下痢にならないという事です。

当院でも施術後の好転反応として、下痢や頭痛・吐き気など、体からの解毒・排泄が一時的に起こることがあります。

いろんな症状を抱えている方だけでなく、緊張感がゆるんで体が変化した方にも、下痢が起こる可能性があります。

体調不良の方以上に、ほとんど風邪を引いたことがない方、疲れが溜まっていても疲れを感じない方が、リラックスすると解毒・排泄と共に、ちゃんと疲れを感じるようになります。

一時的に下痢などの好転反応があると不安になりますが、疲れを感じにくくなって、心筋梗塞や脳梗塞などの一発アウト系の病気になるよりもよっぽどいいとは思いませんか?

このように、慢性的な下痢でなく、一時的な下痢は必要な時があると覚えておいてください。

下痢に対する当院の施術方法

下痢の原因は腸だけではありません。

緊張姿勢、腸の消化・吸収力を解消し、お薬を飲んでも楽にならない慢性的な下痢を改善していきます!

頑固な下痢の原因は4つあると考え施術していきます。

①お腹への施術

あお向けで腹部八反応点の下腹部のポイント回盲弁・S字結腸に対する筋膜アプローチで、血液循環を改善していきます。回盲弁とS字結腸の滞りを改善することが腸に対する根本治療となります。

また、すい臓・胆のうに問題があれば、腸だけでなく、すい臓・胆のうの滞りを改善する必要があります。

さらに、腹部八反応点のみぞおちのポイントすい臓の迷走神経・胃の迷走神経に対する筋膜アプローチで、自律神経を改善していきます。みぞおちの滞りを改善することで自律神経が整っていきます。

食生活の見直しと、腹部八反応点への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。

お腹の施術

②背すじを伸ばした姿勢が原因で下痢になる

一般的には知られていませんが、背すじを伸ばした姿勢が下痢をつくっています。特に座っている姿勢では背中や腰は丸まっているのが理想です

実際にトレイで排便の時、背中や腰を丸めて脱力姿勢で行いますよね!たぶん背筋を伸ばして排便しないと思います。

根本的には、この姿勢が腑に落ちて実践できれば、下痢は解消されていきます。しかし背中を丸めるなんて信じられないと感じる方がとても多いです。

そのため姿勢の指導をすると共に、深い呼吸と脳脊髄液の循環をよくする「減腔」という整体施術を行いながら、脱力した体に優しい姿勢をつくって下痢に対処していきます。

うつ伏せの施術

③咀嚼不足・唾液不足で消化が悪い

唾液がしっかり出るだけで消化力が高まります。唾液が出る噛み方にはコツがあるので、日常で実践できるように詳しくアドバイスいたします。

咀嚼不足の方は唾液腺が詰まっていて、首の前側や胸まで硬くなっています。

ほっぺたの筋肉をゆるめると共に、顎下から耳まわりの唾液腺の滞りをマッサージしていきます。

唾液腺の詰まりがひどい場合には、胸部の肋骨間を剥がしていきます。かなり痛い方もいますが、呼吸がしやすくなり、古い唾液が流れ行きます。

前首の施術

④ストレスによる自律神経の失調が下痢の原因

「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、脳のストレスを解消していきます。

頭の施術

下痢の多くは、咀嚼不足と、刺激物・冷たい物・グルテン・過剰な栄養補助食品など消化の悪い食生活が原因です。根本的な改善には「食生活」の改善が必要になります。

【関連記事】 食事指導・体質改善教室

冷たい物が好きで下痢の方は多いので、食事については詳しくアドバイスさせていただきます。

下痢でお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、慢性的な下痢、肩・腰・背中を揉むだけでは楽にならない下痢、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。

お腹のコリをほぐしたり、内臓のツボを初めて押されたという方も多く、お腹をやわらかくして下痢にならないよう、内臓を元気にするのが当院の特徴です。

また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に下痢を改善したい方、浣腸、下痢止めの乱用や副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
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不定休 (営業案内をご覧ください)
TEL 0120-184-497

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