どんな事がきっかけで痛みを感じるようになったか、どんな時に痛みを感じるかは一人一人違います。
- いつも腰が重い
- 朝起きたら腰が痛い
- くしゃみをした時に腰にズキント痛みが走った
- 一日中デスクワークで帰るときに腰が伸びない
- 出産後に腰が痛むようになった
- スポーツで腰を酷使して腰がつらい など
また痛む場所や範囲も一人一人違います。
- ベルトのあたりが痛い
- もっと下の骨盤の真ん中が痛い
- お尻が痛い
- ベルトより上で背中に近い部分が痛い
- 痛いのは右が多い・左が多い
- 脚のつけ根まで痛い
- 片側のお尻から足先にしびれがある
- 腰の筋肉やももの後ろが張ってしかたがない など
腰痛の原因は腰だけではありません。
慢性的なものから一時的なものまで、原因は複雑に絡み合っています。
筋肉の疲労による一時的なものは、筋肉を揉みほぐす事でだいぶ楽になる事もありますが、慢性的な繰り返す腰痛やぎっくり腰は、原因を探してそれを改善していく必要があります。
姿勢のくずれ、腰への血行不良を解消し、揉んでも楽にならない頑固な腰痛を改善していきます!
もちろん腰を直接ほぐした方がいいと判断した場合、臨機応変に対応していきます。
どんな腰痛も同じ方法で良くなるわけではありません。当院では原因を詳しく調べて総合的に施術しています。
原因について
慢性的な腰痛や繰り返すぎっくり腰、施術後には楽になるがまた再発する腰痛には、生活習慣の改善がどうしても必要になります。
腰痛は、たんに痛みを感じる腰だけの問題ではありません。どのような時に痛くなるのか、腰だけでなく全身を考えた次のような原因が考えらます。
- ①筋肉の問題
- ②関節の問題
- ③椎間板の影響
- ④姿勢の影響
- ⑤骨盤のゆがみ・脚のバランス
- ⑥お腹の硬さ・張り
- ⑦内臓の問題
より詳しい内容は下のリンクをクリックしてご覧ください。具体的に①~⑦の原因について詳しく解説しています。
症例
患者
50代 男性 埼玉県/ふじみ野市 会社員
症状
朝起きると昨日の腰痛が酷く、ももを上げてズボンが履けない、まともに歩けない「ぎっくり腰」の状態で来院。
治療内容と経過
●初回
数日前に重い物を持った後から腰の痛みを多少感じていた。その後、仕事の関係でお酒をかなり飲んでいた様子。
いつも腰痛が出ると、しばらく安静にしていれば良くなるが、今回は全く良くならなかった。
痛みは骨盤と腰の境目(腰仙部)の奥で、左右に倒すとどちらもやや右腰に痛みを感じる。何もしなくても痛い状態。
横向きは何とか大丈夫との事だったので、まず横向きになっていただき、骨盤や腰部を引っ張っている脚の内側の緊張をゆるめていった。
右内ももの膝近くに圧痛、更にふくらはぎ内側には強い圧痛があり、ここをゆるめることで腰まわりがかなり楽になってきた。一度起き上がると、ここまでで半分くらい腰痛が解消していた。
あお向けが大丈夫になり、一番気になっていたお腹に触れると、今日感じていた右腰の痛みが再現。右の腰痛は肝臓からの負担も関係している。お腹の緊張をゆるめることで残り3割程度の痛みまで楽になることができた。
大量の飲酒による肝臓の負担が腰痛と関わっている事、お腹の負担を考えて消化のいい粗食を数日続けるようすすめ終了。
翌日再発していないかチェックするつもりだったが、仕事の都合で1週間後に予約。
●2回目(7日後)
初回から2日後には、ぎっくり腰のような痛みはほぼなくなっていた。ただし自分でふくらはぎを触ると圧痛があったり、ズボンや靴下をはく動作に不安があるとの事。
前かがみの可動域が少なく、やや右腰に不安があったため、横向きになってもらい、右骨盤の仙腸関節を調整。前かがみの可動域はかなり改善。
あお向けでお腹をチェック。痛みはないが左側が硬くなっているため、左の内ももをゆるめてから、直接お腹の緊張を調整。
ほぼ腰痛が気にならなくなり、2週間後の来院をすすめたが、今回も仕事の都合で3週間後の予約となる。
●3回目(3週間後)
ここ1~2週間前から右腰の調子が悪いとの事。ぎっくり腰のような痛みではないが、横にたおすと右腰に痛みがある。
初回と同じように横向きで、内ももとふくらはぎの内側をゆるめ、更に骨盤を調整。ふくらはぎがまたかなり硬くなっていた。
仕事では座りっぱなしで下半身を使っていない。それに加えて頭の疲れがあり、全身の血の巡りが悪くなっていた。
今回は、頭頂部のツボを刺激してふくらはぎの血行不良が改善し、フニャフニャになることを体感していただいた。足腰が軽くなる。テニスボールで行うふくらはぎのセルフケアを伝えて終了。
●4回目(1か月後)
腰の調子はよく、最近ふくらはぎが攣らなくなった様子。
セルフケアを続けている事も効果あり。
急な腰痛が出ないよう、月に1回のメンテナンス施術。
同時に治療した症状
膝痛、腹部のはり
施術部位
内もも、ふくらはぎ、骨盤、腹部、頭頂部
施術者から一言
ぎっくり腰で来院されたが、ほとんど腰を触ることがなかった。直接腰の痛みを出していたのは、右の腹部で肝臓の負担によるものと考えられる。更に日常的にふくらはぎが硬く攣りやすい状態で、下半身の血の巡りが悪くなっていた。
ふくらはぎとお腹が硬くならないよう、日常気をつけることが大切である。お酒を飲んでも大丈夫な体づくりもサポートしていく。
ぎっくり腰
ぎっくり腰の施術
ぎっくり腰には、大きく分けて4種類のタイプがあります。
ぎっくり腰の全体像と、4種類のタイプについて解説しています。
ぎっくり腰の対処と対策
ぎっくり腰になった時の対処法と、今後ぎっくり腰を防ぐための対策に解説しています。
再発をくり返す方が多いので、その場しのぎにならないよう、日頃のケアまで大切にしてください。
腰痛と骨盤のゆがみの関係
腰痛の方の姿勢をみると、腰の反りが強いタイプ、逆に腰がまっすぐでガチガチのタイプ、体が左右に傾いてしまっているタイプがあります。このような骨盤の歪みとの関係を解説しています。
特に、反り強のお悩みで来院される方が多いので、骨盤と反り腰のメカニズムをちゃんと知ってほしいと思います。
>>>詳しくはこちら産後の腰痛
産後は骨盤が下がって緩んでいるため、足腰を支える力が不安定となり、腰に痛みが出やすくなります。
また、子育てによるストレスや疲労の解消、産後太りの解消など、産後の問題について解説しています。
1人目の産後は大丈夫だったけど、2人目の出産後に痛くなったという声も多いです。1人目のお子さんも大きくなって負担が増えたということも影響しています。
>>>詳しくはこちら腰痛と内臓整体・お腹の整体
腰には直接の原因がなく、肝臓や胃など内臓の問題による痛み、お腹の張りにより腰が自由に動かないための痛みなど、内臓やお腹が原因の腰痛とその整体について解説しています。
>>>詳しくはこちら前かがみで腰が痛い
腰痛には、動作により大きく分けて4種類のタイプがあります。
ほとんどは、1つのタイプだけでなく、いくつかのタイプが複合していますが、一番つらい動作を知ることで、痛みの原因をつきとめることができます。
ここではそのなかの一つ、前かがみが痛い「前屈型の痛み」について解説しています。
日常動作で一番多く、前かがみが痛いと、下の物を取ろうとする動きや、靴下を履く動作にも支障が出てしまいます。
身体の後ろ側やふくらはぎに問題があることが多いです。
腰だけでなく、首を前に曲げたり、下を向く動作もしにくくなります。
>>>詳しくはこちら反ると腰が痛い
ここでは、身体を反らすと痛い「後屈型の痛み」について解説しています。
椅子から立ち上げる動作は、スタート以外はほぼ反らす動きになるので、反ると痛い方にはつらいものです。痛みを出さないように不自然な立ち上げり方をするようになります。
身体の前側やお腹に問題があることが多いです。
腰だけでなく、首を反らしたり、上を見る動作もしにくくなります。
>>>詳しくはこちらねじると腰が痛い
ここでは、ねじると痛い「回旋型の痛み」について解説しています。
隣の人と会話したり、後ろをふり向く動作、スポーツで身体をひねる時に支障が出ます。
上半身はねじる側を使い、下半身は反対側を使うという運動のメカニズムがあり、この対角線の連携が上手くできない時に問題が起こります。
腰だけでなく、首を左右にねじる動作、横を見る動作もしにくくなります。
>>>詳しくはこちら横に倒すと腰が痛い
ここでは、横に身体を倒すと痛い「側屈型の痛み」について解説しています。
真横に身体を傾けたり、側屈の体操をしたり、抱っこで片側に重心をかけている時に支障が出ます。
身体の真横で外側のラインに問題があることが多いです。
腰だけでなく、首を横に傾けたり、手を横から上げる動作もしにくくなります。
>>>詳しくはこちら当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
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