最終更新日:2024/11/08
偏頭痛で痛みと吐き気で動けなくなり、何も食べられなくなる
目をつむっていてもめまいと吐き気が続く
突然の頭痛と吐き気に襲われ、不安になったことはありませんか?
こんなしんどい症状は何故起こるのでしょうか?
よく首こりが自律神経のバランスを乱し、胃の働きが悪くなって吐き気がすると言われています。
しかし、胃の働きと関係なく吐き気がすることもあります。
それは脳圧による頭痛です。
このページでは、頭痛と吐き気・めまいが同時に起こるメカニズムを分かりやすく解説し、一般的にいわれている吐き気を伴う頭痛の原因と、当院の考える「脳圧による頭痛」について詳しく掘り下げます。
そして、整体による具体的な改善アプローチや、緊張型頭痛、偏頭痛、群発頭痛といったタイプ別の効果的な対策法もご紹介します。
さらに、ご自宅でできるケアや、頭痛と吐き気を予防するための生活習慣まで網羅。
この記事を読めば、頭痛と吐き気・めまいに悩まされる日々から解放され、快適な生活を送るためのヒントが見つかるはずです。
1. 頭痛と吐き気の関係性
頭痛と吐き気が同時に起こると、とてもつらいものです。
一体なぜ、これらの症状が一緒に現れるのでしょうか?
実は、頭痛と吐き気は密接な関係を持っているのです。
1.1 なぜ頭痛と吐き気が同時に起こるのか
頭痛と吐き気が同時に発生するメカニズムは複雑で、いくつかの要因が考えられます。
主な原因としては、脳への刺激が挙げられます。
激しい頭痛は、脳の血管や神経を刺激し、その刺激が脳の嘔吐中枢を活性化させることで吐き気を引き起こします。
特に、偏頭痛や群発頭痛といった血管性の頭痛では、このメカニズムが強く働くと考えられています。
また、自律神経の乱れも頭痛と吐き気を同時に引き起こす要因となります。
自律神経は、体の様々な機能をコントロールしており、ストレスや疲労によってバランスが崩れると、頭痛や吐き気だけでなく、めまい、発汗、動悸などの症状が現れることがあります。
さらに、筋肉の緊張も頭痛と吐き気を引き起こす可能性があります。
肩や首の筋肉が緊張すると、血行が悪くなり、頭痛を引き起こすだけでなく、自律神経のバランスを崩し、吐き気を誘発することもあります。
その他にも、気圧の変化が原因で頭痛と吐き気が起こる気象病や、低血糖、脱水症状なども、頭痛と吐き気を伴うことがあります。
これらの症状が続く場合は、早めに専門家へ相談しましょう。
【関連記事】
1.2 吐き気を伴う頭痛の種類
吐き気を伴う頭痛には、いくつかの種類があります。
代表的なものとしては、偏頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛などが挙げられます。
それぞれの頭痛の特徴を理解することで、適切な対処法を見つけることができます。
頭痛の種類 | 特徴 | 吐き気の程度 |
偏頭痛 | ズキンズキンと脈打つような痛み 片側性の痛み 光や音過敏 |
強い吐き気を伴うことが多い |
群発頭痛 | 目の奥に突き刺すような激しい痛み 片側性 発汗 鼻詰まり |
吐き気を伴う場合もある |
緊張型頭痛 | 頭全体を締め付けられるような痛み 持続的な痛み |
吐き気を伴うことは少ないが まれにある |
これらの頭痛以外にも、くも膜下出血や髄膜炎などの深刻な病気が隠れている場合もあります。
激しい頭痛と吐き気が突然起こった場合や、意識障害、高熱などの症状を伴う場合は、すぐに救急車を呼ぶなど、適切な処置が必要です。
2. 吐き気を伴う頭痛の意外な原因
頭痛と吐き気が同時に起こると、何か重大な病気ではないかと不安になりますよね。
吐き気を伴う頭痛には、様々な原因が考えられます。
命に関わるような危険な病気が隠れているケースは稀ですが、放置することで慢性化したり、日常生活に支障をきたす可能性も。
まずは、その原因を探ることから始めましょう。
2.1 筋肉の緊張からくる頭痛と吐き気
デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、同じ姿勢を続けることで首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を引き起こします。
これが緊張型頭痛と呼ばれる頭痛の主な原因です。
筋肉の緊張が強くなると、吐き気を伴うこともあります。
特に、後頭部から首筋にかけての筋肉が硬くなっている場合は要注意です。
2.2 自律神経の乱れと頭痛、吐き気の関係
自律神経は、体の様々な機能をコントロールしています。
ストレスや不規則な生活、睡眠不足などが続くと自律神経のバランスが崩れ、頭痛や吐き気を引き起こすことがあります。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、身体に様々な不調が現れるのです。
吐き気以外にも、めまい、動悸、息苦しさなどの症状を伴うこともあります。
2.3 ストレスと頭痛、吐き気の関連性
ストレスは、頭痛の大きな要因の一つです。
精神的なストレスだけでなく、肉体的な疲労や睡眠不足などもストレスとして体に影響を与えます。
ストレスを感じると、血管が収縮したり拡張したりすることで頭痛が起こり、同時に吐き気を伴うこともあります。
ストレスを解消するための工夫が、頭痛と吐き気の改善に繋がります。
2.4 気象病としての頭痛と吐き気
気圧や気温の変化に体が対応できず、頭痛や吐き気などの症状が現れることがあります。
これは気象病と呼ばれ、自律神経の乱れが関係していると考えられています。
天気予報で気圧の変化が予測される場合は、事前に対策をしておくことが大切です。
2.5 その他の原因(低血糖、脱水症状など)
頭痛と吐き気は、低血糖や脱水症状によっても引き起こされることがあります。
食生活の乱れや、水分摂取不足に心当たりがある方は、これらの可能性も考慮しましょう。
また、カフェインの過剰摂取や特定の食品が原因で頭痛と吐き気を引き起こす場合もあります。
以下に、その他の原因をまとめました。
原因 | 症状の特徴 | 対処法 |
低血糖 | 空腹時や食後数時間後に頭痛や吐き気、冷や汗、動悸などが現れる。 | 糖分を摂取する(飴やジュースなど)。 食生活の改善を心がける。 |
脱水症状 | 頭痛、吐き気の他に、めまい、倦怠感、尿量の減少などが現れる。 | こまめに水分を補給する。 スポーツドリンクなどで電解質も補給する。 |
食品アレルギー | 特定の食品を摂取した後に頭痛、吐き気、じんましん、呼吸困難などが現れる。 | 原因となる食品を特定し、摂取を控える。 アレルギー検査を受ける。 |
薬の副作用 | 服用している薬によって頭痛や吐き気が現れる。 | 医師や薬剤師に相談する。 |
貧血 | 頭痛、吐き気の他に、めまい、動悸、息切れ、顔色が悪いなどの症状が現れる。 | 鉄分を多く含む食品を摂取する。 医療機関を受診し、適切な治療を受ける。 |
上記以外にも、副鼻腔炎や眼精疲労なども頭痛と吐き気を引き起こす可能性があります。
原因を特定し、適切な対処をすることが重要です。
自己判断せず、症状が続く場合は専門家への相談も検討しましょう。
3. 当院が考える脳圧による頭痛と施術法
ここまでは一般的に言われている吐き気を伴う頭痛について解説してきました。
当院では、吐き気を伴う頭痛・めまいの方を多く診てきた経験から、別の視点からの原因も考慮に入れています。
それは、脳圧が高くなって吐き気が出ている「脳圧による頭痛」に対するアプローチです。
脳圧とは、頭蓋内の脳脊髄液の圧力のことです。通常はホメオスタシスで一定に保たれていますが、脳腫瘍や髄膜炎などの重篤な問題だけでなく、何らかの原因で脳圧が高まったり、低下したりすることがあります。
頭蓋内の脳脊髄液が過剰になり脳圧が高まることで、脳に刺激が加わり頭痛・めまい・吐き気の症状を引き起こします。
まずは病院で脳の検査を受けて、重篤な病気が隠れていないかを診断してもらうことをおススメします。
脳のMRIやCTの検査で異常が見られず、症状が改善しない場合、検査では分からないレベルの微妙な後頭骨や頚椎のゆがみによって脳圧が高まっていることが考えられます。
3.1 吐き気を引き起こす原因
それは脳の第四脳室のすぐ前にある、嘔吐中枢(おうとちゅうすう)が直接刺激をうけているときです。
原因としては、後頭部のつまりにより脳脊髄液の循環が悪くなり、水圧が嘔吐中枢を刺激してしまうからです。
後頭部のつまりは、後頭骨や頚椎のゆがみが関係しています。
3.2 めまいを引き起こす原因
目の視神経にも脳脊髄液は行き届いているので、脳圧が高まれば間接的に眼圧も高くなり、眼球が飛び出したように硬くなります。
さらに内耳の内リンパ液の外側にある外リンパ液は脳脊髄液なので、脳圧が高まれば間接的に内耳の圧も高くなり、平衡感覚に問題を起こします。
嘔吐中枢とこの眼球や内耳は丁度同じ高さですぐ近くにあるので、めまいと共に吐き気がする場合が多いのです。
3.3 脳圧を下げる頭痛整体
当院の頭痛整体では、骨格バランスの改善と共に、脳圧や眼圧を下げて脳脊髄液の流れをの改善していきます。
頭痛だから頭だけが問題というわけではありません。
どんな頭痛も全て同じ施術方法でいいわけではありません。
脳圧を下げて頭痛・めまい・吐き気を改善するためには、後頭部のつまりを抜いて、過剰な脳脊髄液を排水してあげる必要があります。
いつも後頭部がガチガチに硬くなっている場合、ややアゴが上がり気味で後頭骨と第一頚椎が前方にゆがんでいます。
そのため「後頭骨」と「第一頚椎」を後方に引き戻すような頭痛整体を行います。
逆に授乳中のお母さんなど首の前側が硬くなっている場合、アゴを引き過ぎて頚椎がストレートネックになっています。
そのため姿勢指導と共に背骨や頚椎全体のストレート化を解消していく頭痛整体を行います。
4. 脳圧を下げる頭痛整体がおすすめの方
頭痛改善のため、こんな方におすすめです。
- 吐き気を伴う頭痛でお悩みの方
- めまいを伴う頭痛でお悩みの方
- 吐き気とめまいを伴う頭痛でお悩みの方
- 後頭部の頭痛でお悩みの方
- 薬に頼りたくない方
- 妊娠中などで薬を飲めない方
5. 頭痛整体の治療ペースと予後
後頭部のつまりであれば、1回で改善することもありますが、体のバランスの崩れや生活習慣の改善が根本的な原因のため、最初は1週間に1回を3回おすすめします。
その他慢性的な頭痛は、やはり最初は1週間に1回を3回、その後2週間や3週間に1回と間隔を空けて、ある程度良くなったら1ヶ月に1回、2ヶ月に1回と定期的に整体を受けられる事をおすすめします。
来院の目的は、定期的にメンテナンスすると、頭痛が出ないように体が安定します。なぜなら、整体を単に受けるだけでなく、生活習慣を見直すアドバイスやセルフケア指導など、自分で自分の体を守る癖が少しずつ身につくからです。
人によってはすぐに効果でなかったり、一時的に頭痛が強くなったりする場合があります。
基本的に吐き気・めまいを伴う頭痛は脳圧が高いことが原因ですので、整体で脳圧を下げると今まで高かった人ほど、体からの排泄と変化の為いろんな反応が起こります。数回の施術で落ち着くことがほとんどんです。
またすぐに効果がでない場合は、前回の施術では頭痛の原因にアプローチできていなかった可能性があります。次回は別のアプローチができるので、原因が見つかり改善できる確率が高くなります。
すぐに効果がでなくてもあきらめないでください。だいたい3回のアプローチの中で頭痛が改善する方向を見つけていけると考えてください。原因が特定できれば頭痛は改善できます。
もしかすると整体での施術よりも、日常生活習慣が頭痛の原因だったりするので、いろいろ話しながら突き止めていきます。
6. 吐き気・めまいを伴う頭痛のまとめ
吐き気・めまいの原因と頭痛整体についてお伝えしてきました。
頭痛と吐き気・めまいは、同時に起こることも多く、一般的にはその原因は様々だと言われています。
筋肉の緊張、自律神経の乱れ、ストレス、気象の変化など、日常生活に潜む要因が頭痛と吐き気を引き起こす可能性があり、筋肉の緊張を緩和したり、自律神経のバランスを整えることで、頭痛と吐き気を改善する効果が期待できます。
しかし当院の臨床経験では、筋肉や自律神経へのアプローチだけでは、吐き気を改善できないケースを多くみてきました。
それは、後頭部がつまってしまうような日常姿勢のため、脳圧が高まって起こる「脳圧による頭痛」が原因です。
当院では、脳圧を下げるために「後頭部」と「第一頚椎」の骨格調整を行う頭痛整体を第一アプローチとして、吐き気・めまいを伴う頭痛の改善を行っています。
慢性的な頭痛の多くは、整体で改善することができます。
しかし脳などの病気と関係する頭痛は、整体で改善するものではありません。
基本的に、はじめて経験するような頭痛の場合は、まず病院での検査を行ってください。
検査で異常がない頭痛に関しては、薬よりも整体の方が副作用のない方法で改善することができます。
頭痛でつらい時、時には薬に頼ってもいいと思います。
しかしそれが癖になってしまうと、総合的な健康を損ねてしまいます。
また、日頃の姿勢が原因で骨格がゆがんで吐き気・めまいを伴う頭痛の場合には、病院の検査やお薬、筋肉をゆるめたり、リラックスして自律神経を整えても症状は改善しないでしょう。
頭痛の改善方法の1つに頭痛整体も入れてください。
頭痛整体で、あなたの頭痛解消のお手伝いができたら幸いです^^(いぶき)
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩5分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい
営業時間 9~22時(受付20時まで)
不定休 (営業案内をご覧ください)
TEL 0120-184-497