食いしばりによる肩こり

最終更新日:2024/10/24

食いしばりによる肩こり

食いしばったり・歯ぎしりをして寝ているために、起床時に肩こりを感じる方は少なくありません。

なかにはマウスピースをつけて寝る方もいます。

自分でも気づかずに顎に力が入ってしまう「食いしばりによる肩こり」について説明します。

肩こりでこんなお悩みはありませんか?

  • いつの間にか噛み締めていて、緊張が抜けない
  • 食いしばって寝ているため、朝起きると肩がガチガチに凝っている
  • 歯ぎしりをして寝ている
  • 肩こりから首こり・頭痛になる
  • ストレートネックと診断されたことがある
  • 耳のつまり感や顎関節症になったことがある

食いしばりによる肩こりについて

無意識に歯を食いしばることで、首筋から肩まで緊張している状態の肩こりです。

食いしばるために、顎は引いてしまうことが多く、ストレートネックの原因になります。

首のまえ側は縮こまり、首のうしろ側は引き伸ばされ、首の前後に緊張がでるため、頭痛の原因にもなります。

咀嚼筋の緊張と共にあごが痛い・口が開かない・クリック音がなるといった、顎関節症の原因になります。

肩のてっぺんの張りは、ガチガチ型の人も、過敏でゆるゆる型の人もいます。

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食いしばりによる肩こりの原因

食いしばりは、顎関節を動かす噛む筋肉で行っています。

顎は、ストレスによる緊張だけでなく、体のバランスを調整する最終到達点でもあります。

①姿勢・体のゆがみによるバランスの悪さ

体幹のアンバランス

食いしばりの根本的な原因は、体幹の不安定さにあります。

体幹とは足腰のふんばる強さで、立っている時に丹田から下半身がしっかり安定していないと、上半身の顎・肩・指先に余計な力が入ってバランスをとってしまいます。

体幹が不安定になるのは、姿勢や体のゆがみが関係しています。

横になって寝ている時は、立っている時よりも足腰に力が入りにくいため、ベッドや布団に体がしっかり沈んで寝ていない人ほど、顎・肩・指先に力が入りやすくなり、食いしばって寝ていることになります。

マウスピースを使っている人もいますが、使えば使うほど食いしばりやすくなります。

日中の姿勢や体のゆがみを改善して、体幹が安定すると、上半身の力みが抜けて、食いしばりの癖がなくなっていきます。

また、寝ている時だけ食いしばりやすい人は、寝る前にできるだけ全身をブラブラ揺らして、血流リンパの流れ・関節の柔軟性をつけてから寝るようにしてください。

高い枕でなければ寝れなかったり、反り腰でベッドから腰が浮いてしまったり、肩甲骨や後頭部が圧迫されて背中や頭が痛くなる方は、体のゆがみを改善する必要があります。

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②ストレス(人圧)

ストレス

職場の上司や部下に神経を使い過ぎたり、苦手な人がそばにいたりすると、人からのプレッシャーを受けて、無意識に顎を引いて食いしばってしまいます。

気を使いすぎる優しい性格の方が多いです。

こんな方こそ、苦しみに耐えずに早めの施術をおすすめします。

③ストレス(重圧)

ストレス

試験、試合、慣れないスピーチ、失敗のできない仕事など、責任や緊張からの重圧によって、無意識に顎を引いて食いしばってしまいます。この状態が続くと頭痛を引き起こします。

重圧から解き放たれ、時間と共にリラックスして頭痛が治まればいいのですが、緊張型頭痛から偏頭痛に変わってくることも多々あります。

④歯のかみ合わせを調整している

歯の矯正

顎は、自分で自分の緊張をある程度調整できる場所です。体のバランスを調整する最終到達点なので、とても大切な場所です。

人としゃべること、食べること、ガムを噛むこと、すべては緊張を和らげることにつながります。

しかし、この緊張を和らげてくれる歯や顎を、成人してから、歯並びが悪いからといってやたらと矯正したり、金属で固定する人がいます。

良かれと思ってした歯並びの矯正のために、顎が固定されて、食いしばりの原因になってしまいます。

食いしばりによる肩こりに対する施術方法

食いしばりにより顎や側頭部の筋肉が緊張している反面、体を支える体幹が不安定で、踵重心になっている事が関係しています。

このため、整体による骨盤調整・骨格調整と共に、顎まわりと側頭部の緊張をゆるめる整体とマッサージを入念に行います。

①うつ伏せで背中側の施術

背骨や骨盤のねじれをチェックし、背中や腰の筋肉の盛り上がり度合いを診ていきます。

ボキボキしない優しい整体で、頚椎・胸椎・腰椎・骨盤・肋骨などの骨格調整を行い、関節のズレと神経の流れを改善していきます。

肩甲骨の外側、脇、背中、腰部、臀部、太もも、膝裏、ふくらはぎに対して軽めにリンパマッサージを行い、血液・リンパの流れを改善していきます。

うつ伏せの施術

②あお向けで下半身の施術

足裏のバランスが良ければ、余計な筋力を使わず肩にも負担がかかりません。太ももの内側の筋肉が緊張すると、胃下垂や骨盤が不安定になるため、体幹を支えずらくなり、強い肩こりを感じます。

足裏・足首をチェックして調整を行い、リンパマッサージで太ももの内側をゆるめていきます。これにより肩こりが楽になっていきます。

足の施術

③あお向けで顎関節・側頭部の施術

食いしばりによる顎まわりの緊張を直接ゆるめていきます。ほほ・顎関節・耳まわり・側頭部の整体とマッサージにより、顎や首の緊張がゆるみ、肩へ血が巡っていきます

肩を直接マッサージするよりも、顎関節と側頭部の緊張をゆるめて血液を流してあげることで、首や肩が温まり肩こりが解消していきます。

顎まわりの施術

ただし食いしばりは、癖で無意識に行っているため、他の肩こりよりも根が深くなっています。顎まわりの緊張をゆるめるだけでなく、睡眠時に横向きに寝て、口を半開きにして脱力してみるなど意識改善も必要になります。

食いしばりによる肩こりでお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、慢性的な肩こり、肩を揉むだけでは楽にならない肩こり、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。

また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
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