
- スマホ首のように顔が前に出て姿勢が悪い
- 交通事故で以前ムチ打ちになったことがある
- 首の痛み、肩こりがひどい
- 整形外科でストレートネックと言われたことがある
- デスクワークや運転で首や肩が痛くなる
- いつも首や肩に力が入っている
- 背中もガチガチに固まっている
ストレートネックの原因
ストレートネックは首だけの問題ではありません。
背筋をピーンと伸ばし過ぎて、背中(胸椎)のカーブが少なくなり、しかも頭の位置が前方に出てしまっているのが根本原因です。
多くの方は、猫背で姿勢が悪いからストレートネックになっていると勘違いしていますが、実は背中がまっすぐ過ぎるので、首もまっすぐになっています。
猫背を改善しようとする勘違いのため、ストレートネックがなかなか改善しないのです。
下の図をご覧ください。胸椎や腰椎は正常では前後にカーブしています。これを意図的にまっすぐにしたら、首もストレートになりやすいのがわかると思います。
実は多くの方が、胸椎の正常なカーブがないのが現状です。
下の図は若干ストレートネックの方で、左側が無理のない姿勢、右側が背中も首も力んだ無理な姿勢です。一般的にいい姿勢、背筋を伸ばした姿勢です。
右のような姿勢をずっと続けていたら、すぐに体は悲鳴を上げてしまいます。
ストレートネックが改善すると、力まなくても自然に頭が壁につくようになります。
ストレートネックのさらなる原因
前方頭位といってスマホ首のように首が前に出ている姿勢や、肩が上がって逆に首を縮めた姿勢の場合、斜めの方向にストレートネックになっています。
左側は正常な姿勢、右側はストレートネックの例です。
実はこの場合も、背中(胸椎)のカーブが少なくなっています。
背中を丸くして重心を後ろにもってきて、肩を脱力すると、首は前にいかなくなるはずです。肩を脱力するのは人によっては難しいかもしれませんが、息を吐くと比較的脱力しやすいです。
パソコン作業などで、手や肩が力んで、前のめりの姿勢が続いていたりする、前傾姿勢になっているのが原因です。
できるだけ前のめりをやめて、椅子に座っている場合なら背もたれにもたれて、脱力した姿勢でパソコン作業をすることをおススメします。
ストレートネックと睡眠障害
ストレートネックの方は、頭が前方にあるため、枕を高くしないとあお向けで寝ることができません。
本来、枕がなくても頭から背中・腰・お尻・足が布団やベッドに埋まるように寝ることができるはずです。
どこか浮いている所があるとそこが緊張して、交感神経が働いてしまい、ゆったり眠ることができなくなります。睡眠がしっかりとれないので、体の疲れも取ることができません。
体にフィットする枕やベッドを使うことで、一時的にゆったり眠ることができるようになるかもしれません。
しかしストレートネックの体にフィットしているので、本質的にはストレートネックを改善することはできません。
枕がなくても、どんな布団でも睡眠がとれる体を取り戻すことが大切です。
ストレートネックを引き起こす筋肉
ストレートネックに関係する筋肉は大きく分けて3つあります。
首を前に伸ばす「胸鎖乳突筋」、アゴを突き出す「後頭下筋群」、背筋を伸ばす「短背筋群」です。
これらの筋肉が硬くなっているだけでなく、正常に働いていないことが原因です。
胸鎖乳突筋
首の前側にある大きな筋肉で、頭が前方に出ているのは、ほとんど胸鎖乳突筋の緊張が原因です。
スマホやパソコンを覗き込む姿勢だけでなく、精神的な緊張状態では、この筋肉が緊張し、頭が前方に突き出て前のめりになります。
この筋肉の緊張をゆるめ、首の前側をリラックスさせる必要があります。
後頭下筋群
後頭部にある精密な筋肉で、アゴが上がった姿勢は、ほとんど後頭下筋群の緊張が原因です。
前のめりの姿勢からアゴを上げて頭を持ち上げる姿勢、首や肩をすくめる姿勢では、この筋肉が緊張し、ストレートネックを強化します。
この筋肉の緊張をゆるめ、後頭部をリラックスさせる必要があります。
短背筋群
首から背中にかけて背骨を支える筋肉で、背筋を伸ばし過ぎているのは、ほとんど多裂筋と回旋筋の総称である短背筋群の緊張が原因です。
本来、頚椎から下の胸椎は後弯と言って丸くなっているのが正常ですが、無理に背筋を伸ばし過ぎていると、胸椎がストレートになり、頚椎のストレートネックを引き起こします。
脱力が苦手な人、潜在的にいい姿勢を心がけている人、姿勢指導で誤った緊張姿勢を強要された経験のある人は、なかなかこの筋肉の緊張が解けません。
この筋肉の緊張をゆるめ、背中をリラックスさせる必要があります。
ストレートネックに対する当院の施術方法
背中を丸くして、首が前にでなくなればストレートネックは改善します。
減腔整体による脱力姿勢づくりと、姿勢に対する意識改革・姿勢指導が重要になります。
もちろん首を直接ほぐした方がいいと判断した場合、臨機応変に対応していきます。
①前腕の施術
首こりのほとんどは、日常よく使われる腕の緊張により、腕から首への血行不良が起こっています。「前腕を閉める調整」と「前腕のマッサージ」により、腕の緊張がゆるみ、腕→肩→首へ血が巡っていきます。
首を直接揉むよりも、前腕(特に親指側と小指側)にたまった血液を流してあげることで、首が温まり首こりが解消していきます。
拡がってしまった前腕を閉めてあげることがポイントになります。
②うつ伏せで背中側の施術
減腔(げんくう)による背中の肋骨調整により、正常な背中のカーブを改善していきます。
肋骨が柔らかくなり、脱力姿勢と背中呼吸が楽にできるようになります。
③あお向けで肋骨の施術
減腔(げんくう)による前側の肋骨調整により、正常な背中のカーブを改善していきます。
肋骨を閉じて背中にゆとりを作ることで、背中や肩の緊張がゆるみ、すくみ上がった肩が脱力していきます。
③頭蓋骨と首の施術
頭蓋底にやさしい刺激を入れて、頭部の前方変位を調整します。
首のカーブを取り戻すように、頚椎1つ1つの可動性を調整します。
首の前側の胸鎖乳突筋・斜角筋の緊張、後頭部の後頭下筋群、首から背中の短背筋群を入念にゆるめていきます。
ストレートネックが改善すると、枕なしでもあお向けが楽になり、立った時には無理なく頭が壁に付きやすくなります。
無理に背筋を伸ばさなくても、自然にいい姿勢になっています。
ストレートネックでお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な首の痛み、首こり、首を揉むだけでは楽にならない首こり、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
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駐車場なしウニクス川越をご利用下さい
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