内臓疾患からくる肩こり

最終更新日:2024/10/06

内臓疾患からくる肩こり

慢性的な肩こりのほとんどは、病的ではない「お腹の張りや内臓疲労」が関係していますが、病気が関係する危険な肩こりもあります。

ここでは、病院での診察が必要な「内臓疾患からくる肩こり」について解説いたします。

内臓疾患からくる肩こり

原因不明のしつこい肩こりが続く場合、内臓の病気が関係している可能性があります。

内臓の病気が、関連痛として首から背中のこりや痛みとして現れたり、関連痛とは別に全身症状として現れる場合があります。

単に肩がこる症状だけではなく、頭痛・背部痛・胸痛・めまい・動悸・息切れ・倦怠感・咳などが重なって起こってくることに特徴があります。

ゆっくり体を休めていたり寝ていても肩こりが続く、逆に悪化するようであれば医療機関を受診してください。

ここでは肩こりを起こす可能性がある内臓の病気の一例を挙げています。詳しくは医療機関を受診してお聞きください。

左胸から左肩にかけてのこり・痛み

心臓の病気 (心筋梗塞・狭心症)

特に狭心症や心筋梗塞は、命に関わる重大な病気なので注意が必要です。

左側の肩や背中がこる・胸にかけての痛みがでたり、左手の小指が痛い・重だるいことがあります。激しい胸痛発作が起こることもあり、おかしいと感じたらすぐ医療機関を受診してください。

私の父は我慢強い人で、肩こりや胸の苦しさを感じながらも仕事を2~3日普通にしていました。

夜間あまりの胸痛のため、救急車を呼んで救急病院に搬送されました。

急性心筋梗塞という事で緊急手術をして一命を取り留めました。

手術までに時間がかかってしまっては危なかったと思います。

あまり我慢しないで、おかしいと思ったら絶対に医療機関を受診してください。

右肩から肩甲骨のこり・痛み

肝臓・胆嚢の病気

右肩や右肩甲骨周辺、背中が痛む時は肝臓や胆嚢に障害がある場合があります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ初期の自覚症状がほとんど現れないことでよく知られています。肝臓に障害があると、肝臓の上にある横隔膜が刺激され、肩の動きが悪くなります。肩の動きが悪くなると、右頚部から肩の後ろのかけてこりや痛みを感じます。

また胆嚢炎や胆石があると右脇腹が激しく痛みます。

肩こりだけでなく風邪をひいた時のように体がすごく重たく疲れが取れないこともあります。

肩甲間部や左肩のこり・痛み

胃腸障害

胃の調子が悪い時は胃の痛みや不快感がでることが多いですが、肩甲骨の間に痛みや重苦しい感じがすることがあります。

首から背中にかけてこり・痛み

肺の病気

感染症による肺炎は気づかないものもあり、背中が痛んだり違和感を感じたりします。

肺結核や肋膜炎では咳や微熱・だるさが主な症状ですが、最初は背中や肩・肩甲骨周辺がこったりだるかったりすることがあります。

その他の症状

すい臓などの疾患、糖尿病、高血圧、低血圧、かぜ、貧血、更年期障害、乳がん・肺がん・子宮がん・胃がん・前立腺がんなどが首や肩に転移して肩こりが起こることがあります。


このように病気が関係して肩こりが起こっているケースもあるので、変だなあと思ったら整体院やマッサージ店でなく、まず最初に医療機関を受診してください。

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