反ると痛い腰痛

最終更新日:2024/05/11

反ると痛い腰痛のあなたへ

腰痛には、動作により大きく分けて4種類の腰痛タイプがあります。

●前かがみになると腰が痛い・曲がらない「前屈型の腰痛」
●腰を反らすと痛い「後屈型の腰痛」
●体をねじって伸ばすと、ねじった側や反対側の腰が痛い「回旋型の腰痛」
●体を横に倒して動かすと、倒した側や反対側の腰が痛い「側屈型の腰痛」

ほとんどの腰痛は、1つのタイプだけでなく、いくつかのタイプが複合していますが、一番つらい動作を知ることで、腰痛の原因をつきとめることができます。

ここではそのなかの一つ、「後屈型の腰痛」について説明しています。

腰痛でこんなお悩みはありませんか?

  • もともと腰の反りが強い
  • 腰を反るとズキンと痛む、あまり反れない
  • あお向けで寝ると腰が痛い、腰が浮いて隙間ができる
  • お腹を突き出して立っている
  • ぽっこりお腹が気になる
  • 内股やO脚ぎみで、腹筋や下半身の力が弱い
  • 太ももの前側の筋肉がパンパンに張っている

後屈型の腰痛について

後屈型の腰痛とは、横から見て腰のカーブが強くなっている反り腰タイプの腰痛で、腰の筋肉の痛みよりも、腰部の関節が狭くなって痛みを出しています

腰痛だけでなく、膝の痛み股関節痛お腹の張り便秘の症状を訴えることもあります。

つま先重心で立っている方や、いい姿勢をしようとお腹に力が入っている女性に多く見られます。

腰よりも、お腹や内ももなど主にまえ側が張って、立ったときに骨盤が前傾し過ぎています。そのバランスを腰を反らして取りもどすため、腰痛になります。

腰痛があっても、腰を直接マッサージされると、もみ返しやだるさが出てしまう人も多いです。

後屈型の腰痛の原因

腰の関節が狭くなって腰痛を起こしているのが原因ですが、太ももの前側やお腹が硬くなって骨盤が前傾しているのが根本原因です。

下半身のバランスを改善するために、まず腰痛の原因をご覧ください。

①太ももの前側が硬いことが原因

太ももの前側が硬くて骨盤が前傾する

立っている時に、体重は足裏のどこに乗っていますか?

両足ともつま先に乗っている方は、左右の太ももの前側を緊張させてバランスをとっています。完全に反り腰タイプです。

片足だけつま先に乗っている方は、重心側の太ももの前側だけ緊張させてバランスをとっています。

太ももの前側「大腿四頭筋」が硬くなると、骨盤が斜め前に引っ張られてしまい、腰を反らす動作の妨げになります。

つま先重心で出っ尻の場合、太ももの前側は最大限硬くなり、腰の反りと共に、膝をピーンと伸ばしてバランスをとるため、脚の疲れやむくみが抜けなくなります。

膝を伸ばし過ぎて「反張膝」になると、O脚膝痛のリスクが高まるので注意が必要です。

立っている時には、つま先だけでなく踵もふくめた足裏全体に体重が乗り、膝裏をピーンと張らせず、少しだけゆるめた姿勢が理想的です。腕で例えると、肘をピーンと伸ばさずに普段少しゆるめていると思います。膝もこんな感じにするといいです。

②お腹が硬いことが原因

お腹を硬くする大腰筋の緊張

お腹の硬さは、お腹が出ている出ていないとは関係ありません。

お腹が出ていても、お腹の柔軟性がある方は、あまり腰痛を感じません。痩せていても、お腹の柔軟性がない方は、腰を反らすのがとっても苦手です。

腰痛だけでなく、肩がすくんで肩こりも感じていることが多いです。「肩の力を抜いて」と言われてもなかなか抜けない場合、お腹に力が入っています。お腹の力を抜くと、肩の力まで抜きやすくなります。

お腹が硬いのは、男性よりも女性に多くみられます

疲れやストレスで胃腸の調子が悪い時に、お腹を硬くします。

お腹の調子はいいのにお腹を硬くする一番の原因は、姿勢です。

いい姿勢でいようと長時間背筋を伸ばしていると、お腹の奥にあるインナーマッスル「大腰筋」「腸骨筋」を緊張させてしまい、反り腰の習慣を癖づけてしまいます。

逆にダラッとした猫背のような姿勢でも、お腹が凹むくらい抜けていないと、お腹を踏ん張らせて背中を丸めるような姿勢で、これもお腹の奥にあるインナーマッスル「大腰筋」を緊張させてしまいます。

③腰の反らし方が原因

腰の反らし方が原因の腰痛

腰を反らす時、足の重心はどこにあるのが理想的かご存じですか?

踵に重心をかけたまま反ると、腰の関節にかなり負担をかけてしまいます。

つま先に重心を乗せながら、股関節から骨盤全体を前にスライドすように、緩やかに反らすのが理想的です。

「①太ももの前側が硬いことが原因」では、つま先に重心をかけることが、反り腰になり良くないと説明していましたが、腰を反らそうとする動作の時には、つま先重心になる必要があるのです

踵に重心を乗せたまま腰だけで折るように反らすのではなく、体全体で反らせます。下半身は前重心、上半身は後ろ重心でバランスと取り合います。

紙で例えると、真ん中から織り目をつけてしっかり曲げるのではなく、紙の両端をもって織り目がつかないように柔らかく曲げるイメージです。

さらに、腰に手をあてて反ることが多いですが、実は反るときの支点は股関節です。腰よりも下にある骨盤と下肢のつなぎ目の「股関節」を支点にすると、腰のへの負担がなかり減ります。

腰を反らすときは、「つま先重心」「股関節を視点にする」ということを覚えておいてください。

反ると痛い腰痛に対する施術方法

太もも・お腹など前側の緊張が関係しています。

このため、整体による骨格調整と共に、太もも・お腹の緊張をゆるめる整体とマッサージを入念に行います。

①太ももの前側への施術

延命学という特殊なリンパマッサージで、太ももの前側をリフトアップさせるようにほぐしていきます。骨盤の強すぎる前傾が改善され、腰の柔軟性が回復していきます。

太ももの前側の施術がなかり効果的です。

あお向けの太ももへの施術

②お腹への施術

あお向けでお腹の延命学によりお腹をリフトアップさせるようにほぐしていきます。お腹が柔らかくなって内臓下垂が改善すると、腰の反りが楽にできるようになります。

お腹の施術

③あお向けで下半身の施術

足裏のバランスが良ければ、余計な筋力を使わず腰にも負担がかかりません。背骨や骨盤矯正をしても、腰をマッサージしても腰痛が改善しない場合、土台となる足裏・足首がゆがんでいる可能性があります。

当院では、足裏・足首をチェックして調整を行い、さらに三点バランスインソールにて足裏の靭帯を活性させていきます。足が安定し足裏の靭帯がしっかり使えると、腰はもちろん全身の血の巡りが良くなっていきます。

足の施術

三点バランスインソール

反ると痛い腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、慢性的な腰痛、腰を揉むだけでは楽にならない腰痛、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。

また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい

営業時間 9~22時(受付20時まで)
不定休 (営業案内をご覧ください)
TEL 0120-184-497

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