腰痛には、動作により大きく分けて4種類の腰痛タイプがあります。
●前かがみになると腰が痛い・曲がらない「前屈型の腰痛」
●腰を反らすと痛い「後屈型の腰痛」
●体をねじって伸ばすと、ねじった側や反対側の腰が痛い「回旋型の腰痛」
●体を横に倒して動かすと、倒した側や反対側の腰が痛い「側屈型の腰痛」
ほとんどの腰痛は、1つのタイプだけでなく、いくつかのタイプが複合していますが、一番つらい動作を知ることで、腰痛の原因をつきとめることができます。
ここではそのなかの一つ、「回旋型の腰痛」について説明しています。
腰痛でこんなお悩みはありませんか?
- ずっと立っていると腰が痛くなる
- 腰をねじる・反らすが苦手
- 産後、腰痛を感じるようになった
- 骨盤が開いている・骨盤が下がっている
- 内股やO脚ぎみで、腹筋や下半身の力が弱い
- いつも胃の調子が悪く、便秘や冷えもある
- 時々、肩が上がらなくなる
回旋型の腰痛について
回旋型の腰痛とは、体型に関係なく、特に下半身の筋肉が弱くなり、骨盤が開いたり・骨盤が下がったりして、骨盤の動きが制限されて、腰に負担をかけて痛みを出しています。
腰痛だけでなく、お腹の張りや便秘の症状を訴えることもあります。
運動不足、産後、病気の後といった状況の方、高齢者に多く見られます。
腰よりも、内ももやお腹などの主に体幹を支える筋肉が弱くなって、立ったときに骨盤が前に流れていきます。そのバランスを腰や上半身で取りもどすため、腰痛になります。
腰痛があっても、腰を直接マッサージするよりも、骨盤矯正がおすすめです。
回旋型の腰痛の原因
腰や背中の筋肉が硬くなって腰痛を起こしていますが、太ももの内側やお腹の筋力が弱くなって、骨盤が開いているのが根本原因です。
下半身のバランスを改善するために、まず腰痛の原因をご覧ください。
①太ももの内側が癒着していることが原因
太ももの内側は、体幹を支える大事な場所です。
運動不足であまり歩いていないと、筋力が弱くなっていきます。
産前・産後や病気で寝たきりになっていると、太ももの内側が癒着して力がでなくなっていきます。
太ももの内側「半腱様筋(はんけんようきん)・半膜様筋(はんまくようきん)」が癒着をおこすと、骨盤や体をねじる動作が制限されます。
また、太ももの内側には大事な血液とリンパが流れているため、癒着があると冷えやむくみの原因になります。
立っている時・座っている時には、内股にならないように気をつけてください。内股でつま先が内をむいていると、太ももの内側の筋肉はほとんど使われないからです。できるだけ、内股でも外股でもなく真っ直ぐに足先を向けてにようにしてみてください。
また、あお向けで寝る場合には、内股にならないように、やや膝を曲げてガニ股ぎみに寝るのがおすすめです。足の付け根にあたる「そけい部」を圧迫しないため、下半身の血行が良くなります。
当院では、内ももの癒着をはがし、緊張をほぐすことを重要視しています。
②お腹が硬いことが原因
お腹の硬さは、お腹が出ている出ていないとは関係ありません。
お腹が出ていても、お腹の柔軟性がある方は、あまり腰痛を感じません。痩せていても、お腹の柔軟性がない方は、腰を反らすのがとっても苦手です。
腰痛だけでなく、肩がすくんで肩こりも感じていることが多いです。「肩の力を抜いて」と言われてもなかなか抜けない場合、お腹に力が入っています。お腹の力を抜くと、肩の力まで抜きやすくなります。
お腹が硬いのは、男性よりも女性に多くみられます。
疲れやストレスで胃腸の調子が悪い時に、お腹を硬くします。
お腹の調子はいいのにお腹を硬くする一番の原因は、姿勢です。
いい姿勢でいようと長時間背筋を伸ばしていると、お腹の奥にあるインナーマッスル「大腰筋」と「腸骨筋」を緊張させてしまい、反り腰の習慣を癖づけてしまいます。
逆にダラッとした猫背のような姿勢でも、お腹が凹むくらい抜けていないと、お腹を踏ん張らせて背中を丸めるような姿勢で、これもお腹の奥にあるインナーマッスル「大腰筋」を緊張させてしまいます。
③腰のねじり方が原因
腰をねじる時、足の重心はどこにあるのが理想的かご存じですか?
ねじる方と反対側に重心がかかっていると、腰の関節や筋肉に負担をかけてしまいます。
ねじる側の足に重心を乗せ、反対側の踵は浮かせてしまうのが理想的です。
座っている時は、ねじる側のお尻に重心を乗せ、反対側のお尻は浮かせてしまうくらいがいいのです。
ねじる時は、ねじる側にだけ重心をおいて、こまをまわすように1軸にしてまわすと、腰に負担なくねじることができます。
ねじる側と反対側に重心をおかないように気をつけてください。
雪かきや荷物の移動をくり返して腰を傷めた場合は、反対側に重心をかけたままねじることが多いです。左から右に荷物を移動する場合、右に重心をかける必要があります。この重心のかけ方が苦手なら、右から左に荷物を移動するように変えた方がいいかもしれません。
腰をねじるときは、「ねじる側に重心」と「反対側は踵を浮かす」ということを覚えておいてください。
ねじると痛い腰痛に対する施術方法
太ももの内側の緊張・骨盤のゆがみが関係しています。
このため、整体による骨盤調整と共に、太ももの内側の緊張をゆるめる整体とマッサージを入念に行います。
①太ももの内側への施術
延命学という特殊なリンパマッサージで、太ももの内側の癒着をはがすようにほぐしていきます。骨盤が安定し、腰の柔軟性が回復していきます。
太ももの内側の施術は腰痛改善にかなかり効果的です。
②骨盤矯正
太ももの内側の施術で、ある程度骨盤矯正がされています。
さらに直接、骨盤の関節が滑らかに動くように施術します。
③あお向けで下半身の施術
足裏のバランスが良ければ、余計な筋力を使わず腰にも負担がかかりません。背骨や骨盤矯正をしても、腰をマッサージしても腰痛が改善しない場合、土台となる足裏・足首がゆがんでいる可能性があります。
当院では、足裏・足首をチェックして調整を行い、さらに三点バランスインソールにて足裏の靭帯を活性させていきます。足が安定し足裏の靭帯がしっかり使えると、腰はもちろん全身の血の巡りが良くなっていきます。
ねじると痛い腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な腰痛、腰を揉むだけでは楽にならない腰痛、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい
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不定休 (営業案内をご覧ください)
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