皆さんのその肩こり、マッサージや整体で「肩を揉んでもらって」根本的に良くなったことはありますか?
実は、肩を揉めば揉むほど、肩こりは治らなくなります。
自分から「もっと強く肩を揉んでほしい!」「もっと肩を強く押して!」という人ほど、重度の肩こりになっています。
私もリラクゼーション店の店長をしていた時がありますので、お客様に要望されて強く押していた時期はあります。しかしその場は楽になった気がしても、根本的に良くなった方を見たことはありません。
肩こりの原因の多くは、「肩にはない」からです。
肩を揉むことは、例えるなら「土を踏み固める」のと同様に、肩の筋肉を固めています。
肩を優しくさすってあげたり、撫でてあげたり、じんわり触れてあげて「土をほぐして畑を耕す」「おにぎりを柔らかく握る」というイメージの方が、肩の筋肉は柔らかくなります。
肩こりを感じるのは肩の表面や深部ですが、実際の原因となっているのは肩にはありません。
肩を押して痛がる方に、無理に肩を揉んでも良くなることはありません。
私自身、肩を強くマッサージされるのが大嫌いで、今では要望があっても強いマッサージは行いません。
肩を直接揉むよりも、他の部分を整える方が「肩こり」は根本的に楽になっていきます。
もう強い肩もみを自分から要求するのは、やめませんか!
なぜ肩が凝ってしまうのか?
それはお腹や腕が重くなって、肩を引っ張っているのが原因です。
多くの肩こりは、ビニール袋が引っ張られるように、肩まわりの筋肉が引っ張られて、もう切れそうだと悲鳴を上げている状態です。
肩から離れた場所に原因があって、肩の筋肉は被害にあっているだけなのです。
そのため、引っ張っている大元を改善しなければ、肩こりは根本的に楽にならないのです。
お腹が重いのは、お腹が張ってむくんでいる状態で、食べ過ぎ飲み過ぎ、内臓が悪い、胃下垂・内臓下垂、便秘や下痢など、お腹の調子を整える必要があります。
腕が重いのは、腕の疲れやむくんでいる状態で、腕の筋肉がねじれて硬くなっています。
腕は肩に近いので関連していると気づきますが、お腹が関係しているとは多くの方が気づいていません。
表面の肩こりは「腕」、深部の肩こりは「お腹」が関係します。
このため、肩をマッサージをしても、肩こりの何の解決にもならないのです。
肩を揉み続けるとどうなるのか?
肩をマッサージされるのは、初めのうちは何となく気持ち良く効いてる感じがします。
美容院や理髪店、お孫さんが祖父母に行う優しい肩もみであれば何の問題もありませんが、強いマッサージを受け続けると、肩の筋線維が破壊され、ますます肩がこるようになり、最終的には肩まわりの神経が麻痺して、肩が硬いにも関わらず何も感じなくなってしまいます。
そのため、いわゆる「強もみ」でないと刺激が足りないような肩こりになっていきます。
私の経験で言うと、リラクゼーション店で働いている時に、初回の担当である程度柔らかい肩なので優しい刺激で全身をほぐしていた方がいて、1カ月後くらいに再び担当する頃には以前よりも肩がガチガチになっていて、以前は言われなかった「もっと強くもんで下さい!」と要求するようになっていました。
マッサージも頻繁に受けるようになっていて、私には体が良くなっていないことを直感的に感じました。
また年齢に関わらず、見るからにガチガチの男性ではなく、小学生や中学生の女性でも、肩もみを強く受け続け、マッサージジャンキーになって、感覚を麻痺させている子供も多くみてきました。
健康であればたとえ疲れても、優しい刺激のマッサージでも、ちゃんと肩はほぐれ満足できるはずです。
強もみでないと満足できない方は、自分の不健康に気づき、何らかのきっかけで少しずつ優しい刺激に慣れるか、お腹や腕など根本的な肩こりの問題に目を向ける覚悟が必要です。
肩こりはどうすれば改善できるのか?
お腹と腕の重さを取り除いてあげればいいのです。
当院はゆがみ・お腹専門の整体ですので、皆さんがあまり受けたことない「腸もみやお腹の調整」で肩こりを改善しています。
お腹が柔らかくなり、お腹の調子が良くなると、自動的に肩は楽なっていきます。
胃もたれ・便秘・下痢・ぽっこりお腹・冷え性・むくみ・内臓の病気など、お腹に問題がある方は、お腹の調子が良くならなければ、深部の肩こりは改善しません。
施術を受けるだけでなく、食べ過ぎ飲み過ぎなどの食生活の改善が、どうしても必要になります。
食生活のアドバイスもしっかり行っているので、自分で自分の体を変えていきたい方は、肩こりの改善は早いです。
さらに、手や腕ほど毎日使って疲れているところはありません。
お腹の重さよりは軽いですが、腕の重さもばかになりません。右腕だったら「右の肩こり」、左腕だったら「左の肩こり」と、気づかないうちに肩こりの原因になっています。
手や腕をマッサージされた方が、何となく肩が楽になった経験がある方も多いと思います。
実はその感覚は正しかったのです。
当院では、腕のねじれも調整しながら、肩はもちろん首の負担まで改善していきます。
腕がパンパンの方、手を酷使している方は、腕の調整で肩こりがかなり楽なっていきます。
肩を揉むことはないのか?
肩を揉んだり、押したりと、直接肩をマッサージすることはほとんどありません。
しかし、食べ過ぎ飲み過ぎなどで、余計なむくみが肩まで登ってしまっている場合には、肩をさすってお祓いすような、「瀉法(しゃほう)」といって余計なむくみをちらすための施術を行います。
肩たたきは施術の最後に行うことがあり、叩くことに重きを置かずに、「抜き圧」といって肩から手を放す時に重きを置いて施術します。
また肩が冷えていれば、「補法(ほほう)」といって、肩まわりを手のひらで包んであげて、ジンワリとエネルギーを補ってあげるような施術を行います。
肩を揉みほぐすことはありませんが、肩へ直接アプローチすることはあります。
肩こりに対しては、お腹や腕への施術が中心で、肩へ直接施術するのは、少し違和感が残っている場合の微調整に行う程度です。
まとめ
多くの方がちょっと肩が凝っている場合には、肩を揉んでもらいたいとリラクゼーション店や整体院に行かれると思います。
肩だけでなく全身をマッサージしてくれたり、優しい刺激で肩をマッサージされる方もいるので、リラクゼーションでも十分に肩こりが楽になる場合もあります。
しかし、強もみを希望するくらい肩の筋肉が麻痺していたり、毎週のように肩を揉んでもらっていても、肩こりが根本的に改善しない場合、肩には原因がありません。
肩を揉めば揉むほど治りにくくなることを非是知ってほしです。
当院では、以前は肩をマッサージされていた方も、肩には触れずにお腹や腕の調整で、肩が芯から楽になる体感を初めて味わったという声をよく聞きます。
慢性的な肩こりでお悩みの方は、お腹や腕など、肩以外にももっと原因があったんだと、知ることから始めてください。
肩を揉まない肩こり治療で、あなたのお悩み解消のお手伝いができたら幸いです^^(いぶき)
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