
こんなお悩みでお困りではありませんか?
- 食後の胃もたれ、胸やけ
- 胃やみぞおちの痛み
- 胃やみぞおちの違和感
- 早期満腹感 (食べるとすぐにお腹がいっぱいになる)
- 症状が続いているのに、病院の内視鏡検査で異常が見つからない
- 食事が十分摂れないので不安
機能性ディスペプシアについて

機能性ディスペプシアとは、病院の内視鏡検査・CT・血液検査で異常が見つからないにも関わらず、胃もたれやみそおちの痛みなど、胃に不快な症状が続いている疾患です。
ディスペプシアとは、もともと「消化不良」を意味するギリシャ語に由来し、みぞおちを中心とした胃の不快な症状を表します。
「機能性」と対になるのが「器質性」で、胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった検査で異常がわかるもの、目に見える病気があるものです。
「機能性」というのは、目に見える病気は見つからないものの、何らかの原因で胃の機能が低下しているものです。
器質的な原因ではなく、次のような症状が診断の6か月以上前から始まっていて、直近の3か月以上症状が続いている場合に、病院では機能性ディスペプシアと診断されます。
- 心窩部痛(みぞおちの痛み)
- 心窩部灼熱感(胸やけ)
- 食後の胃もたれ
- 早期満腹感(食べるとすぐにお腹がいっぱいになる)
機能性ディスペプシアでは、胃の機能が低下していることがわかっても、原因がはっきりしないため、病院では様々な診察やお薬の処方が行われます。
当院はお腹専門の整体院のため、日常的に食欲不振・胃もたれの症状を抱えた方が来院れますが、その多くが「機能性ディスペプシア」と診断されたことがあります。
症状は胃やみぞおちに出ますが、身体のゆがみだったり、腸やお腹全体の張りだったり、精神的なストレスだったりと、胃だけでなく全身のケアと食生活の見直しが必要なことが多いです。
機能性ディスペプシアによる症状・悩み
胃の不快な症状があっても、食欲がある場合・ない場合など、人によって異なる症状や悩みを引き起こします。
- みぞおちの痛み、違和感
- 胸やけ、逆流性食道炎
- 食後の胃もたれ
- 食べるとすぐにお腹かがいっぱいになる
- 食後のぽっこりお腹
- 肉や油物を食べると気持ち悪くなる
- 食べるのが怖い、会食恐怖症
- 栄養不足、太れない
機能性ディスペプシアの原因
機能性ディスペプシアの原因はとても複雑で、いくつか組み合わさって症状が起こると考えられています。
- 胃で十分に消化が行われない
- 胃の知覚過敏が生じている
- 精神的なストレス
- 胃酸の出過ぎ
- 喫煙・不眠・食習慣の乱れ
- ピロリ菌の感染
当院が考える機能性ディスペプシアの原因①
食事の時に一番大切なことですが、多くの方があまり出来ていません。
単純なことですが、これを意識するだけでも機能性ディスペプシアの改善につながります。
咀嚼不足・唾液不足

唾液には、ご飯などのデンプンを分解する「アミラーゼ」と、油物などの脂質を分解する「リパーゼ」が消化酵素として働きます。
よく噛まず唾液を出さないと咀嚼不足により、胃腸の消化不良を招き、胃に負担をかけてしまいます。
胃では通常タンパク質が分解されますが、よく噛んでいないと唾液により脂質の分解が不足して、揚げ物や肉料理などのタンパク質の分解も十分に行われません。
早食いの方はもちろん、ゆっくり食べていても、唾液がしっかり出ていないと機能性ディスペプシアの原因になります。
当院が考える機能性ディスペプシアの原因②
胃の症状がある方のほとんどが、胃の働きが悪かったり、胃が必要以上に働き過ぎるために起ここるものです。
胃の働きは、「副交感神経」と「交感神経」の2つの自律神経によって行われています。
副交感神経は首の前側から迷走神経としてお腹側に広がり、胃の働きを促進して、胃酸の分泌や蠕動運動を活発にします。
交感神経は背骨側から胃を支配し、胃の働きを抑制して、胃酸の分泌を抑えます。
当院では、交感神経と副交感神経のどちらに問題が起こっても、機能性ディスペプシアの原因になると考えています。
このような自律神経に問題を引き起こす具体的な原因は次の通りです。
ストレス・不安が原因

ストレスや不安を感じると交感神経が働いて、アドレナリンやノルアドレナリンが放出されます。
この時、胃を含めた副交感神経の働きを抑えて、ストレスに対処できるように脳や身体を戦闘モードに切り替えます。
短期間であれば問題ないですが、長期間ストレスが続くと、胃の蠕動運動が抑制されたままになってしまいます。
さらに、交感神経が働くことで背中の緊張が強くなると、背骨や肋骨のゆがみも加わり慢性的になっていきます。
また、本人がストレスと感じないような日常の些細な刺激が問題の場合もあり、自覚のないままストレスが溜まっていくと、思い当たるストレスはないとなり、ストレスの問題を見逃してしまいます。
リラックスしている状況なのに呼吸が乱れていたり、ちょっとした動きですぐに疲れてしまう場合は、交感神経の働きが強くなっています。
痛み止めの使い過ぎが原因

痛み止めは、痛みを増幅する「プロスタグランジン」を抑制することで痛みを緩和させています。
しかしプロスタグランジンには、胃腸の粘膜の血流を良くして保護する作用があるため、痛み止めにより、胃の粘膜が弱くなり胃炎・胃潰瘍などの原因になります。
病院で痛み止めを処方される場合には、胃薬もセットで渡されますが、市販薬を購入する場合には注意が必要です。
胆汁不足が原因

胃の働きが悪くなって消化不良をおこしているのは、胃だけの問題ではありません。
胃の働きにとても関係するのが、胆汁です。
胆汁は、十二指腸で脂質を消化する前段階として、「乳化」といって水に溶けやすくする必要があります。乳化された脂質は、すい臓から出る脂質分解酵素(リパーゼ) により最終的に消化・吸収されます。
もし十二指腸で脂質が乳化されないと、胃の働きを抑制する消化管ホルモンが出て、胃の働きを止めてしまいます。
このケースでは、胃は脳からの命令に従って「胃の働きを一時的に止めているだけ」なので、胃は何も悪くないのです。
胆汁が不足する原因は、タンパク質不足や1日の食事の回数が極端に少ないことです。
しかし胃の不調があると、タンパク質を摂ること自体がなかなか出来なくなっているので、ますます胆汁が不足するといった悪循環になっています。
腸内ガスが原因

食後の胃もたれや早期満腹感は、胃の機能低下だけでなく、腸内ガスが腸から胃まで上がってきているためです。
食物繊維・乳酸菌など胃腸で消化されない食品で、腸内細菌が分解してガスを発生させます。
胃や腸管がガスで膨らむことにより、胃壁や腸壁が伸ばされてしまい、胃炎やリーキーガット(腸もれ)を引き起こします。
腸内ガスを発生しやすい食品は、乳頭、乳酸菌、果糖、食物繊維の多い野菜(玉ねぎ・ごぼう・レンコン)、きのこ類、たけのこ、人工甘味料などがあります。
一般的に健康にいいと言われている食品が、腸内ガスの原因になり、ガスでお腹がパンパンに張っているために、食欲があっても食べられなくなってしまうのです。
この場合には、一般的に健康にいいと言われる食品ではなく、根本的に食生活を改めていく覚悟が必要です。
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お腹が張ってガスが多い方は、食生活の見直しが必要です。テキストを使って段階的に体に影響を与える食事を理解することで、自分で自分の体を守れるようになります。
機能性ディスペプシアに対する当院の施術方法
機能性ディスペプシアの原因は胃だけではありません。
食事の問題、ストレスの問題、胃腸自体の問題をトータルに診て、お薬や胃を休めても楽にならない頑固な機能性ディスペプシアを改善していきます!
ストレスと関係する交感神経には「背骨・肋骨の施術」、胃腸の働きを活発にする副交感神経には「お腹の施術」と、自律神経の両面からアプローチします。
①うつ伏せ・横向きで背中側の施術
肩甲骨の下端にあたる胸椎7番~胸椎11番の左側に、胃の交感神経の分節があります。
右側には、消化吸収と関係する十二指腸・胆のうの交感神経の分節があります。
この部分の肋骨・背骨のゆがみを整え、筋肉の緊張をゆるめることで、胃・十二指腸・胆のうの交感神経の緊張を正常化していきます。
②お腹のオイルマッサージ・お腹への施術
お腹の施術は、はじめに「腸内ガス」を抜く必要があります。マグネシウムとココナッツオイルによる「オイルマッサージ」が効果的です。オイルは皮膚吸収されるため、ふき取る必要がありません。
オイルマッサージだけでも、かなりお腹の張りが取れます。
続いて、腹部八反応点の8つ全てのポイントに対する筋膜アプローチで、血液循環を改善していきます。すい臓・腎臓・小腸・大腸・十二指腸・肝臓・胃の滞りを改善することが根本治療となります。
さらに、腹部八反応点のみぞおちのポイントすい臓の迷走神経・胃の迷走神経に対する筋膜アプローチで、副交感神経を改善していきます。みぞおちの滞りを改善することで自律神経が整っていきます。
食生活の見直しと、腹部八反応点への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。
③頭と目のストレスに対する施術
「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、脳のストレスを解消していきます。
頭と目の疲れは肝臓ストレスとなってお腹を張らせてしまいます。
④消化と呼吸を楽にさせる肋骨間への施術
鎖骨の下・第二肋骨・第三肋骨・第四肋骨の癒着をはがすようにほぐしていきます。肺と心臓の滞り、唾液の滞りが改善していきます。
良く噛まず丸のみしているような食生活を送っていると、唾液がしっかり出ずに、消化酵素のアミラーゼが不足して、胃に負担をかけます。
消化の問題だけでなく、よく噛んでいないと喉や肋骨が硬くなり、呼吸の問題も引き起こします。
機能性ディスペプシアの隠れた原因になるので、しっかり施術していきます。
根本的な改善には、「食生活」の改善も重要になります。
【関連記事】 食事指導・体質改善教室胃もたれや胸やけは食事の乱れの現れです。体調が悪くなる食事は控えて、自分にあった食事、健康になる食事をまず知りましょう!食事の知識から知恵については詳しくアドバイスさせていただきます。
機能性ディスペプシアでお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、胃痛・胃もたれ・胸やけ、お薬や胃を休めているだけでは楽にならない胃の不調、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
食欲が出るようなった、家族と同じ食事ができる、食事について詳しくなったという方も多く、胃腸を元気にするのが当院の特徴です。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
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