肩こりには様々な原因があり、複雑に絡み合っています。1つだけの原因ではなく、複合していることがほとんどです。
ここではそのなかの一つ、姿勢・体のゆがみが原因の肩こりについて解説していきます。
こんなお悩みはありませんか?
- 慢性的な肩こりで、姿勢が悪い
- 無意識に肩に余計な力が入ってしまう
- 食いしばり癖がある
- 手に力が入りにくい
- ペットボトルのキャップを空けにくい
- 足腰が不安定で体のバランスが悪い
姿勢・体のゆがみと肩こりについて
姿勢や体のゆがみが、なぜ肩こりの原因になるのでしょうか?
それは、自分に合わない姿勢や、自分に合わない身体の使い方をしていると、肩に本来必要のない余計な力が入ってしまいます。これが肩こりの元になります。
知らずにこれを繰り返していると、体がゆがんできて真っすぐな姿勢がとれず、体のバランスが前後左右に崩れてしまうため、無意識に肩に力が入るようになってしまいます。これが慢性的な肩こりです。
実はご両親の遺伝により「自分に合う姿勢」「自分に合う所作」がある程度決まっています。
自分に合わない姿勢や所作をしていると、疲れやすくなり、肩こりになっても不思議ではありません。
当院では、自分に合う姿勢・自分に合う所作を詳しく検査して、プリントを渡してお伝えしています。
また、仕事や家事・育児で決まった姿勢が長ければ、その姿勢が体のゆがみとなって馴染んでしまいます。
さらに、思考や感情・精神的な影響も姿勢に現れるので、その心の状態が長い間切り替わらなければ、体のゆがみとなります。
体がゆがんでいる状態では、多くの場合、手足の力が上手く入らなくなっています。
自覚がなくても、当院では手足の筋力チェックをするので一目瞭然です。
手足の筋力が弱いというよりは、手足の神経の反応が悪くなっているため、思い通りに力が入らなくなっています。手足を動かす時に無意識に肩に余計な力を入れてしまうため、肩こりになるのです。
姿勢や体のゆがみが改善すると、バランスが良くなり、手足の神経の反応も良くなり、肩に余計な力を入れる必要がなくなります。この状態が続けば、肩こりは楽なっていきます。
自分に合わせない姿勢で肩こりになる
自分に合う姿勢とは、父親の遺伝が関係しています。
姿勢は父親に似ると言われるのをご存じですか。
内司和彦先生が提唱する「伸び・縮みの法則」というものがあります。
背骨のカーブは父親による遺伝があり、背骨のカーブがゆるやかで体を伸ばす方向の動作が得意な「伸び族」と、背骨のカーブが深く体を丸める方向の動作が得意な「縮み族」があるという法則です。
これは男の子でも、女の子でも父親の背骨のカーブが遺伝するというものです。
背骨のカーブは生まれ持っての特性があり、無理に変えようとしても体には害になってしまいます。
ここで伸び族・縮み族の例として、元プロ野球選手のイチローさんと、テニスの錦織圭さんの写真をご覧ください。
イチローさんは「伸び族」、錦織圭さんは「縮み族」になります。
イチローさんは伸びるポーズが多いですよね。対して錦織さんは丸まってバネを活かしたポーズが特徴になります。
伸び族は、体を伸ばしている姿勢が楽なので、立っている姿勢の方が、座っていたりしゃがんでいるよりも体の負担が少なくて済みます。
長時間のデスクワークや座りっぱなしの姿勢では、肩こりになりやすいのです。
そのため座っている時は、足を伸ばしたり、つま先を立てたり、背もたれを倒したりして、できるだけ背筋を伸ばしたくなります。
縮み族は、体を丸める姿勢が楽なので、座っている姿勢の方が、立っていたり中腰でいるよりも体の負担が少なくて済みます。
長時間の歩行や立ちっぱなし・中腰の姿勢では、肩こりになりやすいのです。
そのため立っている時は、できるだけ背筋を伸ばさないようにして、膝や股関節もピーンと伸ばさないように全体的に重心を落とした姿勢をとります。
無理のない楽な姿勢をとっていれば、自然と「伸び族・縮み族」のように、自分に合う姿勢になりますが、見た目のいい姿勢を心がけて無理をしていると、自分に合わない姿勢となって肩こりが続いてしまいます。
自分に合わない所作(体の使い方)で肩こりになる
自分に合う所作・体の使い方とは、母親の遺伝が関係しています。
内司和彦先生が研究・開発された「縦巻き横巻きの法則」というものがあります。
人は右半身と左半身では対称ではなく、どちらか一方が縦方向の走行、もう一方が横方向の走行になっていて、これで体のバランスをとっているというものです。
この右半身・左半身の特性は母親からの遺伝で、男の子と女の子で異なります。
- 男の子(息子)➝ 母親と逆
- 女の子(娘) ➝ 母親と同じ
日常生活で、この左右の特性に逆らった身体の使い方をしていると、歪んでしまいます。
例えば、右縦巻き・左横巻きの方が、右手で横方向にテーブル拭きをしていると、右肩や腕が硬くなり体が歪んで、肩こりになります。
もし肩こりを治すなら、右手は縦方向にテーブル拭きをすることになります。
日常生活や運動をしている時も、常にこの法則は働いています。
この法則を知り、自分の特性を把握することで、肩こりを防ぐことができます。
いつの間にか体が歪んで肩こりになる原因がこんなところにあります。みなさんに是非知ってもらい法則です。
特にお母さんには知ってもらいたいです。お子さんへの遺伝があるので、日常生活・習い事や運動で肩こりを防ぐことができるからです。
肩こりになるこんな姿勢に気をつけて
- 立っている時、背すじを伸ばした姿勢・胸を張った姿勢 〔縮み族の方〕
- イスに座っている時、首と頭が肩よりも前に出ている姿勢
- イスに座っている時、猫背を嫌い背もたれにもたれず、背すじをピーンと伸ばした姿勢〔縮み族の方〕
- パソコンを使っている時、物を書いている時、力んで肩が上がっている姿勢
- 緊張やストレスから肩が上がった姿勢
- 寒くて首が縮こまり肩がすくんだ姿勢
- 重い荷物をずっと片方の手で持っている姿勢
- 脚を組んで座っている姿勢
- 寝そべってテレビを見ている姿勢
- 机やテーブルに肘をついている姿勢
- 電話の受話器を耳にあて首を傾けている姿勢
姿勢に無理があると、どうしても肩に力が入り、肩が凝ってしまいます。
肩こりに気づいたら、見た目のいい姿勢は気にせずに、脱力した楽な姿勢をとりましょう!
思考や感情が姿勢を崩し肩こりになる
気分がいい時と、落ち込んでいる時では、見た目に姿勢が変わります。
理想的な姿勢とは、前後左右に体が傾かず、体幹バランスが安定している状態です。
ポジディブでも、ネガティブても、思考や感情が片寄り過ぎると、体幹バランスは崩れます。
- ポジディブ思考が強い ➝ 前のめり・つま先重心
- ネガティブ思考が強い ➝ 腰が重い・かかと重心
- 怒り(肝臓) ➝ 右重心
- 悲しみ(心臓) ➝ 左重心
このように思考や感情は、重心バランスを崩して姿勢に影響するため、肩こりの原因になります。
毎日のように思考や感情は変化することが多いため、通常その時々で重心バランスは変わりますが、長い間思考や感情が変わらない状態では、姿勢が固定化していき、肩こりも慢性化していきます。
毎日手を合わせたり、リラックスできる自分なりの方法を見つけて、平常心や鎮魂といった、心と体を中心軸に整える時間をつくっていきましょう。
当院の施術方法
当院では必ず、「縦巻き横巻きの法則」と「伸び縮みの法則」を使って、お身体の姿勢・バランス診断を詳しく行います。
この法則に従って、右半身と左半身がそれぞれ縦方向・横方向に整うように、伸び縮みを考慮して自分本来の背骨のカーブに近づくように、お身体を施術していき、肩こりの改善を目指します。
施術だけでなく、日常生活の身体の使い方「所作」、スポーツなどの運動での注意点やセルフケア指導をとても重視しています。
初回だけで全てを理解して実践することは難しいかもしれません。
はじめは知ることからスタートし、家に帰って実践し、また来院して修正したり思い出したりして、少しずつ「理解して➝腑に落ちて➝自然と身体が反応する➝ゆがみが減りバランスが良くなる」といったステップを踏んで改善していきます。
肩こりの改善は、毎日の身体の使い方が肝ですので、施術以上にご自身で変えることができるものです。どうか自分の身体の癖や特徴に詳しくなってください。
セルフケア指導など、分からないことがあったら、ちゃんと理解できるようお手伝いさせていただきます。
①うつ伏せで背中側の施術
ボキボキしない優しい整体で、縦巻き横巻きの法則と伸び縮みの法則に従って背骨と骨盤の骨格調整を行い、関節のズレと神経の流れを改善していきます。
肩甲骨、臀部、太もも、膝裏、ふくらはぎに対してリンパマッサージを行い、血液・リンパの流れを改善していきます。
②あお向けで下半身の施術
縦巻き横巻きの法則に従って、足首や足指を縦方向・横方向に回転をかけながら、足元から肩や頭にかけて全身に波紋が伝わるように揺らす施術を行っていきます。
伸び族には足指を伸ばして、縮み族には足指を曲げて、足指から背骨カーブを整えていくと、肩こりが楽になっていきます。
③頭と目に対する施術
「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、思考や感情のバランスを解消していきます。
頭と目の疲れは肝臓・心臓のストレスとなって姿勢を崩し、首肩こりを引き起こします。
頭と目がスッキリして疲れが取れると、心身がリラックスしていきます。
姿勢・体のゆがみが原因の肩こりでお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な肩こり、肩を揉むだけでは楽にならない肩こり、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい
営業時間 9~22時(受付20時まで)
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