このページでは、女性特有の更年期障害に対する当院の施術方法について詳しく解説しています。
- 肩こりが酷く、とても疲れやすい
- 顔のほてりや汗が止まらないホットフラッシュ症状が起こる
- 気分が優れず横になりたくなる
- 頭痛・めまいでフラフラする
- 動悸・息切れで不安になる
- イライラしたり、気分の浮き沈みが激しい
- 食欲が出ない・胃が痛い
更年期障害とは
50歳前後の年齢で閉経を迎え、年齢を重ねるごとに卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することに伴って現れる様々な不定愁訴を、総称して女性の更年期障害といいます。
女性だけでなく、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって起こる、男性の更年期障害もあります。
ただし、ホルモンの問題だけでなく、何らかの影響で体液循環が悪くなると、同じような症状が起こります。
代表的な更年期の症状
- 肩こり
- 疲れやす・体がだるい
- 頭痛
- のぼせ・ほてり(ホットフラッシュ)
- 発汗
- めまい
- イライラ
- 動悸・息切れ
更年期障害の症状は上記の通り、上半身に起こりやすい。
体液循環が乱れ、熱が上半身ばかりに溜まりやすいのが特徴です。
更年期障害の原因
更年期と言われる年齢でも症状が少ない人もいます。多い人との差はどこにあるのでしょうか?
症状が出やすいのは、お腹が冷えている人です。
お腹の冷えは、体液循環を悪くし、自律神経の働きも悪くなり、上半身にばかり熱がこもった状態を引き起こします。
また、女性に多いある行動が原因で、思ってもみない体液循環を悪くしています。
これらについて詳しく説明いたします。
1.低血糖によるアドレナリン分泌の問題
更年期のホットフラッシュは、アドレナリンによって起こる症状です。
アドレナリンの作用は、血管を収縮させ、心拍数を増加させます。
若いころは、女性ホルモンのエストロゲンが血管を拡張させてくれるため、アドレナリンが分泌されても、血管収縮が緩和されて、ホットフラッシュは起きずに済んでいました。
更年期以降はエストロゲンが減少して、アドレナリンが分泌されると、血管収縮が強く起こりやすくなります。
アドレナリンは、怒ったり・興奮したり・冷えによっても分泌されますが、一番多いのが「低血糖」です。
日常的に主食のご飯(ブドウ糖)を摂らずに、お菓子やジュースなど砂糖がたくさん含まれているものや、果物や野菜ばかりで、ブドウ糖が足りていないと、慢性的に低血糖の原因になります。
主食にご飯をちゃんと摂るといった「栄養不足にならない食生活」を見直す必要があります。ダイエットでホットフラッシュになる人も気を付けてください。
2.腎臓の問題
更年期障害はホルモンが関係する疾患なので、ホルモンを司る腎臓の不調にも影響します。
腎臓の不調は、お腹の冷えにつながります。内臓の深部にあるため、全身への血液循環と関係します。
腎臓が硬くなっていると腎臓が不調のサインで、多くの場合、食事の問題となります。
次のような食べ物など気をつける必要があります。
冷たい物(アイスクリーム・氷)、果物、冷やす野菜(夏野菜・葉物)、着色料、添加物、化学物質、薬
これらは陰性食品で体を冷やします。
健康にいいと思ってサラダバーを食べ過ぎたり、薬や、石鹸・シャンプーなどに含まれる界面活性剤、そして手の消毒なども化学薬品なので、腎臓には負担をかけることを覚えておいてください。
3.股間に熱がたまる
女性は内股になって脚を閉じる傾向があります。これは股間に熱がたまりやすくなります。
お腹が冷えなくていいじゃないと考えがちですが、お腹と股間は違います。
体の体液循環は、体の各部位との温度差で流れています。これを温度勾配(おんどこうばい)といいます。熱は高いところから低いところへ移ろうとします。
体の中で内臓があるお腹が一番温度が高く、それ以外の場所が低いと、体液は循環します。つまり、股間の温度が高いと、温度差がないため下半身への体液は循環しないのです。
その分、熱は上半身へと過剰に移動することになります。
さらにストッキングを履くと、なおさら股間に熱がこもりやすくなります。
対処法としては、股間の通気性を良くし、熱がこもらないようにすることです。
昔の女性の方が、股間の通気性を良くしていたので、冷え性や更年期障害に悩まされていませんでした。
4.背筋を伸ばした交感神経優位の姿勢
一般的に背すじを伸ばす姿勢はいい姿勢と認識をされていますが、力んでしまっていて体にいい事はありません。
実は、背中を丸めて脱力した姿勢の方が、更年期障害になりにくいのです。
脱力した姿勢は、副交感神経が優位になり、体液循環が良くなります。背すじを長年伸ばして、交感神経が優位の方は、更年期でホルモンバランスが崩れてしまうと、体液循環が悪くなり、上半身にばかり熱が集まるようになります。
深い呼吸もできなくなり、さらに自律神経まで乱れます。
責任感の強いお仕事をされている方、人から注目を集めるお仕事をされている方に多いです。
当院では、脱力姿勢への矯正と姿勢指導を詳しく行い、子供のように体液循環のいい姿勢に導きます。
更年期障害に対する当院の施術方法
当院には、ホットフラッシュ症状と共に、いろんな体調不良を抱えて来院される方が多いです。
ホットフラッシュ症状は、女性ホルモンの低下により、自律神経のコントロールが乱れて、上半身から血液が下がらない状態です。
血液が下がりやすい状態に整えてあげる事が一番の改善につながります。
ここでは、更年期障害に対する施術方法の一例をご紹介します。
①鎖骨まわり・手や腕の施術
鎖骨が埋まっていると、顔面からの血液・リンパが下がらないため、減腔という施術方法により、必ず鎖骨に空間をつくります。
さらに肩こりを改善するため、腕の緊張をゆるめていきます。
肩を直接マッサージするよりも、腕にたまった血液を流してあげることで、肩が温まりガチガチの肩こりが解消していきます。
②お腹の施術
あお向けで腹部八反応点というお腹への筋膜アプローチにより、直接お腹の血液循環を改善していきます。腸や腎臓などお腹が温かくなることが冷え性に対する根本治療となります。食生活の見直しと、お腹への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。
更年期障害と一番関係するのが「腎臓の滞り」です。腎臓の硬さは免疫力の低下につながります。内臓の中でも背中側に左右あり、お腹から最も深い部分にアプローチすることで、腎臓の滞りを改善することができます。
鎖骨とお腹がゆるみ、血液・リンパが下がれる空間ができたら、最初の準備が完了です。この下準備が最も大切です。
③太もも・ふくらはぎへの施術
延命学という特殊なリンパマッサージで、ふくらはぎ・太ももをリフトアップさせるようにほぐしていきます。
下半身に溜まったの血液・リンパの流れを回復させます。
④背すじを伸ばした姿勢が原因で更年期症状になる
一般的には知られていませんが、背すじを伸ばした姿勢が体液循環を悪くしています。特に座っている姿勢では背中や腰は丸まっているのが理想です。
見た目のいい姿勢と、健康にとっていい姿勢を間違えないでほしいのです。子供のように脱力した優しい姿勢の方が緊張感なく、副交感神経が優位に働いています。
根本的には、この姿勢が腑に落ちて実践できれば、更年期症状は解消されていきます。しかし背中を丸めるなんて信じられないと感じる方がとても多いです。
そのため姿勢の指導をすると共に、深い呼吸と脳脊髄液の循環をよくする「減腔」という整体施術を行いながら、脱力した体に優しい姿勢をつくって更年期障害に対処していきます。
⑤後頭部と耳まわりの施術
「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、後頭部と首のつけ根のつまりを解消していきます。
さらに、「耳まわりの緊張」をゆるめるのがポイントです。
耳まわりの施術が、めまい・ホットフラッシュに対して最も効果が出ています。
「耳」と「腎臓」の形が似ているところから、耳と腎臓は関係しており、耳の施術により腎臓にも効果を発揮いたします。
更年期症状に対しては、このように頭痛・めまい・肩こり・お腹の張り・下半身の冷えなどを改善する総合的な施術を行っています。
低血糖になると、アドレナリンが出て血管を過剰に収縮させるため、更年期障害の原因になります。日ごろから低血糖にならない食事についても詳しくアドバイスさせていただきます。
【関連記事】 食事指導・体質改善教室施術途中で体調が変化する方もいるので、ある程度余裕をもって、休憩する時間もとりながら、施術をしていきます。
更年期障害でお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、病院やお薬を飲んでも改善しない40代・50代の更年期症状でお悩みの患者さまが多く来院されています。
また薬をやめて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
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