アトピー性皮膚炎でお悩みの方へ


アトピー性皮膚炎

  • 皮膚の炎症やかゆみが酷い
  • ステロイドが手放せない
  • 敏感肌で肌が弱い
  • かゆみで眠れない
  • 食物アレルギーがある
  • アトピーを根本的に改善したい

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、皮膚が乾燥しやすく(乾燥肌)、アレルギー体質も加わり、「かゆみ」「皮膚の炎症」を伴う慢性的な湿疹です。

乾燥した肌は皮膚バリアが弱く、かゆみで皮膚を引っ搔いてしまうため、皮膚の破壊が繰り返され、なかなか改善が難しい症状です。

かゆみの原因となるのは、ダニ・ほこり、虫さされ、植物・花粉、金属、あせも、化粧品、食物アレルギー、薬疹、精神的ストレスなどがあります。

かゆみで皮膚を掻いていると、皮膚に炎症が起き、炎症性サイトカインというメッセージ物質がつくられ、血液に運ばれ「腸」に届くと、ヒスタミンというアレルギーを起こす物質が分泌されます。

ヒスタミンが分泌されて腸に炎症が起こると、リーキーガット(腸もれ)が起こり、未消化な食べ物や腸内細菌が血液中に侵入してしまいアレルギー体質になっていきます。

肝臓での解毒、腎臓での排泄が低下していると、皮膚からの排泄が増えることになります。しかし、腸内環境が悪くリーキーガット(腸もれ)があると、本来は大腸菌である嫌気性菌のカンジタ菌・黄色ブドウ球菌が皮膚に繁殖しやすくなります。

カンジタ菌の異常繁殖は肌荒れ、黄色ブドウ球菌はかゆみの原因になります。

このため、アトピー性皮膚炎の根本改善には、皮膚の炎症だけでなく、肝臓・腎臓・腸を含めた腸内環境とリーキーガット(腸もれ)の改善が必要になります。

アトピー性皮膚炎の改善に必要なこと

1.かゆみを軽減させる

かゆみを我慢できない場合には、ステロイド剤抗ヒスタミン剤を必要量だけ使って、かゆみを抑えることが大事になります。

ただし、傷や炎症が治りかけて出るかゆみは、皮膚の新陳代謝が正常に行われているものなので、ステロイド剤などの薬は邪魔しない程度に使う必要があります。

病院や薬局でお薬を処方される場合には、お薬の用法・容量や使用期間などを詳しく教えてもらいましょう。

さらに、首まわりの筋肉が硬くなっていると、皮膚への血行不良となり、血管を拡げようとヒスタミンの分泌が過剰になり、かゆみが起こります。

特に首の横には「迷走神経」という副交感神経が走っていて、ここを緩めることで血行が良くなり、ヒスタミンの分泌が抑えられて、結果的にかゆみが軽減されます

ご自身では首を直接ゆるめることになりますが、施術では首まわりを硬くさせる原因を詳しくチェックして、全身にアプローチしています。

2.皮膚の保湿・スキンケア

健康的な皮膚であれば、皮膚表面の角質層は「皮脂膜」といって、皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から出るにより薄い膜を作って皮膚の乾燥を防いでいます。

アトピーで皮膚の乾燥やバリア機能が弱まっている場合には、保湿剤を上手に使って、適切なスキンケアを行うことが大切です。

ただし、保湿剤を厚塗りしていると、保湿剤の油脂が膜となって皮膚を覆ってしまい、皮膚の再生能力を低下させたり、もともとの皮脂の分泌量を抑制してしまうこともあります。

病院や薬局でお薬を処方される場合には、保湿剤の塗る回数や部位や厚く塗り過ぎないなどの注意も含めて、医師や薬剤師の方にご相談ください。

保湿剤には、ひまし油・ホホバオイル・馬油・ワセリンなど酸化しない油脂が向いています。

さらに、過剰な消毒・過剰な入浴・石鹸やシャンプーでの洗い過ぎで、皮脂膜を作っている「皮膚常在菌」を殺してしまうことを防がなければなりません。

洗い物をするときにビニール手袋をしたり、湯船につかるのではなくシャワーで済ませることも大切です。

3.体の中から乾燥肌を防ぐ

皮膚が乾燥する原因は、皮膚表面の問題だけでなく、体内の保水力も関係しています。

  • 1.カリウム不足による脱水
  • 2.筋肉に蓄えられているグリコーゲン不足

1.カリウム不足による脱水

カリウムが不足すると、腎臓の尿細管で再吸収されるはずの水分とナトリウムが尿として排泄されて脱水となり、肌が乾燥してカサカサになり、かゆみや湿疹が出やすくなります。

カリウム不足になる原因には複数ありますが、低コレステロール症が関係しています。コレステロールによって、血液中にカリウムが十分に維持できるからです。

コレステロールは、「ストレス」・「炎症」・「低血糖」などで副腎皮質ホルモンの材料として使われます。そのためコレステロールが使われるほど、カリウムが血液から出て尿として排泄されてしまいます。

乾燥肌には、カリウム不足にならないよう、ストレス、怪我や腸内の炎症、低血糖をできるだけ防ぐことが大切です。

2.筋肉に蓄えられるグリコーゲン不足

皮膚や粘膜に潤いを与えている水分は、筋肉に「グリコーゲン」として蓄えられています。

筋肉グリコーゲンは「ブドウ糖+水」の集合体なので、弾力性のある柔らかい筋肉ほど、グリコーゲンが多く蓄えられていて、肌も潤ってみずみずしくなるのです。

グリコーゲンを増やすには、ブドウ糖+水分である「ごはん」をしっかり食べて、乾燥肌を防ぐことができます。

4.リーキーガットと体液の改善・予防

リーキーガットと腸内ガス

かゆみで皮膚を掻いていると、皮膚に炎症が起き、炎症性サイトカインというメッセージ物質がつくられ、血液に運ばれ「腸」に届くと、ヒスタミンというアレルギーを起こす物質が分泌されます。

ヒスタミンが分泌されて腸に炎症が起こると、リーキーガット(腸もれ)が起こり、未消化な食べ物や腸内細菌(カンジタ菌・黄色ブドウ球菌など)が血液中に侵入してしまいます。

通常は免疫の働きにより血液中に侵入したカンジタ菌・黄色ブドウ球菌などは排除されますが、体液が酸化している状態では、免疫が働かずに皮膚に繁殖してアトピー体質となってしまいます。

 

リーキーガットの原因は食事も関係します。特に豆・ナッツ類に含まれる「レクチン」です。その他レクチンを多く含む食品には、玄米・雑穀、小麦・全粒小麦、ナス科、ウリ科があります。

レクチンとは、植物が鳥や虫に食べられることを防ぐために作り出す「植物毒」です。種子の胚の部分に多く含まれています。

また、腸内ガスによる腸管の膨張もリーキーガットの原因になります。腸内ガスの原因は、食物繊維など胃腸で消化されない食品で、腸内細菌が分解してガスを発生させます。

腸内ガスを発生しやすい食品は、乳頭、乳酸菌、果糖、食物繊維の多い野菜(玉ねぎ・ごぼう・レンコン)、きのこ類、たけのこ、人工甘味料などがあります。

一般的に健康にいいと言われている食品が、リーキーガットや腸内ガスの原因になり、アトピー性皮膚炎を引き起こしているのです。

リーキーガットの改善と共に、体液の酸化を改善するために、食事で酸化しない油に気をつけたり、抗酸化作用のある飲食を摂ったりすることが大切です。(ほうじ茶、番茶、アロエ、カシスなど)

体液の酸化が改善されれば、皮膚に繁殖したカンジタ菌・黄色ブドウ球菌は、本来は酸素が嫌いな嫌気性菌なので、皮膚に住みにくくなって大腸に戻っていき、アトピー性皮膚炎が根本的に改善していきます

【関連記事】 食事指導・体質改善教室

アトピー性皮膚炎の多くは、食物アレルギーだけでなく、リーキーガットを引き起こす食生活の見直しが必要です。テキストを使って段階的に体に影響を与える食事を理解することで、自分で自分の体を守れるようになります。

アトピー性皮膚炎に対する当院の施術方法

アトピー性皮膚炎は、体液の酸化により、皮膚にカンジタ菌・黄色ブドウ球菌が繁殖して、皮膚の炎症が改善しない状態です。

その背景には、リーキーガット(腸もれ)や肝臓の解毒・腎臓の排泄機能の低下により、排尿・排便が不十分になり、血液中の汚れを皮膚から解毒するための生理的反応を起こしているのです。

短期的な症状改善には、一般的に行われているお薬による対処法で、皮膚の炎症を抑えたり、保湿、かゆみの改善も必要量を守って行うことが大切です。

施術としては、かゆみを軽減するために首の緊張をゆるめたり、排尿・排便が不十分にならないよう肝臓・腎臓・腸を総合的に調整していきます。

根本的には、腸内環境を整えて、アレルゲンが侵入してIgE抗体・IgG抗体を増やしてしまう「肌荒れやリーキーガット」「リンパ球など血液の質」を改善する必要があります。

①うつ伏せで腎臓・皮膚への施術

腎臓は他の内臓とは異なり後ろ側にあります。うつ伏せになることでアプローチしやすくなります。はじめに左右の腎臓周辺をほぐします。

またうつ伏せになることで、腎臓がある背中の下あたりを使って呼吸することになり、ミキシング効果で腎臓の機能がアップします。

肩がすくんだ状態でうまく背中で呼吸ができない方には、減腔という施術により肩を下げながら、腎臓に効果的な呼吸を誘導します。

皮膚への施術として、筋肉まで深く指圧しない範囲で、背中の表面の組織の伸びを良くし柔軟性をつけていきます。皮下組織の毛細血管のつまりが改善し、皮膚がつまめるようになると、背中全体から汗をかけるようになっていきます。

うつ伏せの施術

②太ももの内側への施術

延命学という特殊なリンパマッサージで、太ももの内側の癒着をはがすようにほぐしていきます。太もものリンパの滞りが改善していきます。

太ももの内側の施術は腎臓の機能アップにかなかり効果的です。

横向きの施術

③お腹への施術

あお向けで腹部八反応点の8つ全てのポイントに対する筋膜アプローチで、血液循環を改善していきます。すい臓・腎臓・小腸・大腸・十二指腸・肝臓・胃の滞りを改善することが根本治療となります。

お腹の緊張は、副交感神経の迷走神経をつたって首の緊張を引き起こしますので、お腹がゆるむと首の緊張も軽減します。

食生活の見直しと、腹部八反応点への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。

お腹の施術

④鎖骨・肋骨間への施術

鎖骨の下・第二肋骨・第三肋骨・第四肋骨の癒着をはがすようにほぐしていきます。特に左鎖骨下には全身の老廃物を集めてくる左鎖骨下静脈があり、ここが硬く詰まっていると、解毒がうまくできません。

鎖骨下の詰まりを改善することで、老廃物が流れるようになります。

施術では一時的に解消することができますが、日常生活でも詰らないようにチェックしておくことが大切です。

肋骨間の施術

根本的には、リーキーガット(腸もれ)と体液の酸化の改善、つまり「食生活」の改善が必要になります。

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長年のアトピー性皮膚炎は食事の乱れの現れです。体調が悪くなる食事は控えて、自分にあった食事、健康になる食事をまず知りましょう!食事の知識から知恵については詳しくアドバイスさせていただきます。

アトピー性皮膚炎でお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、皮膚科やステロイド剤だけでは改善しないアトピー性皮膚炎の患者さまが多く来院されています。

また薬をやめて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
川越駅西口徒歩7分・ウニクス川越の真向い
駐車場なしウニクス川越をご利用下さい

営業時間 9~22時(受付20時まで)
不定休 (営業案内をご覧ください)
TEL 0120-184-497

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