このページでは、猫背や姿勢の基本から本質まで、猫背・姿勢改善に対する当院の施術方法について詳しく解説しています。
- 昔から姿勢が悪い・猫背と言われる
- 頑張って姿勢を良くしよとしている
- いい姿勢をしようとすると疲れる
- 肩こりがひどいのは猫背が原因だと思っている
- 見た目が気になり、もっといい姿勢になりたい
- 子供の姿勢が気になる
人間本来の姿勢について
重力がかかる地球上では、どんな人も体が真っ直ぐで、歪んでいない人はいません。
しかし背骨の構造上、4つの決まったカーブがあります。
下から、①仙骨のカーブ(後ろに弯曲)、②腰椎のカーブ(前に弯曲)、③胸椎のカーブ(後ろに弯曲)、④頚椎のカーブ(前に弯曲)
この4つのカーブが、重力の負荷をクッションとなって分散してくれています。
胸椎が後ろにカーブしている、背中が丸いというのは人間にとって必要なものです。
このカーブがないと、重力の負荷に耐えられず、余計な筋力を使って体を支えなければなりません。いわゆる肩こりや腰痛などの原因になります。
世間で言われる「猫背=悪い姿勢」という一般的な常識から、もう少し姿勢の本質を見直してみませんか?
日常生活でバランスをとる姿勢について
日常生活では、生まれ持った背骨のカーブや体の成長以外にも、頭を動かしたり、立ったり歩いたりと足を使った動作により、姿勢は変化します。
その中でも最も影響を与えるのが、身体の土台である足底アーチです。
足底アーチが少ない偏平足では、身体の土台を支える力が弱く、足首から上でバランスをとるしわ寄せがいってしまいます。
さらに前重心や後ろ重心により、体には傾きが生まれ、癖になって根本的にゆがんだ姿勢となります。
立ち方、歩き方、靴底のすり減り、靴の良し悪しなど、足底アーチを保つ努力は、姿勢において最も重要なことです。
そしてもう1つ、デスクワークやスマートフォン、ゲームや本を読む時の頭と首のゆがんだ姿勢です。
ストレートネック、スマホネックと言われています。
折角、足底アーチがあって体の土台がしっかりしていても、頭のバランスが崩れていたら台無しです。
猫背の定義と背骨のカーブ
一般的に猫背とは背中が丸くて悪い姿勢だと言われています。
周りから猫背だと言われたり、テレビや雑誌で猫背という情報を見聞きしているため、自分でも背筋を伸ばして、姿勢を良くしようとしている人は多いです。
もし背筋を伸ばすのが気持ちいい範囲であればいいのすが、無理して頑張っているのなら、注意が必要です。
それでは、具体的に猫背の定義や正常な姿勢についてご覧ください。
背骨の弧の描くカーブは63°が理想です。
猫背(69°以上)
正常な範囲(56°~69°)
平背(56°以下)
猫背とは、胸椎の後ろカーブが生理的な範囲(69°)よりも大きく曲がったもので、円背とも呼ばれます。
頚椎・胸椎・腰椎のすべてが69°以上のカーブの方はほとんどいません。
背中の丸みは正常範囲であるにも関わらず、背筋を伸ばして平背になっていることが問題です。
猫背とよく間違えるのが、胸椎が平背で、首だけ前方に突き出した姿勢です。一番はじめの写真でパソコンを打っている女性がまさにこれです。
もし猫背なら背骨を丸めることができます。体を前傾させずに真下につぶすように動かすことができます。
どちらかと言うと、背骨の柔軟性がなく丸められない方が多いと思います。これは平背に近いか、無理に背筋を伸ばしていることが原因です。
伸び族・縮み族と父親からの遺伝
実は背骨のカーブには、ご両親からの遺伝があるのです。
特に姿勢は父親に似ると言われるのをご存じですか。
内司和彦先生が提唱する「縦巻き横巻きの法則」の中に、伸び族・縮み族というもう1つの法則があります。
背骨のカーブは父親による遺伝があり、背骨のカーブがゆるやかで体を伸ばす方向の動作が得意な「伸び族」と、背骨のカーブが深く体を丸める方向の動作が得意な「縮み族」があるという法則です。
これは男の子でも、女の子でも父親の背骨のカーブが遺伝するというものです。
背骨のカーブは生まれ持っての特性があり、無理に変えようとしても体には害になってしまいます。
ここで伸び族・縮み族の例として、元プロ野球の選手のイチローさんと、テニス選手の錦織圭さんの写真をご覧ください。
イチローさんは「伸び族」、錦織圭さんは「縮み族」になります。
イチローさんは伸びるポーズが多いですよね。対して錦織さんは丸まってバネを活かしたポーズが特徴になります。
自分の特性を無意識なのか、意識的なのか上手く活かしている例として、お二人がとても参考になります。
伸び族の方は、比較的背筋を伸ばす動作やストレッチを好み、丸まる動作やしゃがむ動作が苦手です。立っているのが得意で、座っているのが苦手です。
縮み族の方は、比較的丸まったりしゃがむ動作を好み、背筋を伸ばしたりストレッチが苦手です。座っているのが得意で、立っているのが苦手です。
しかし姿勢を気にするあまり、自分の特性でない体の使い方の癖がついてしまって、体のバランスを崩して不調になっています。
当院では、あなたが伸び族・縮み族のどちらなのか詳しく診断させていただきます。
自分の特性を知れば、体も健康になり、スポーツでも活躍でき、あなたらしい自然な姿勢を取り戻すことができます。
猫背・姿勢を改善するために
見た目だけを重視すると、赤ちゃんの時のような柔軟性をなくしてしまいます。
生理的な背骨のカーブが正常範囲であれば、猫背矯正や姿勢矯正の必要はありません。
もし姿勢でお悩みなら、猫背とは何か?平背とは何か?自分の姿勢はどうなっているのか?伸び族・縮み族のどっちなのか?このような疑問に答えられる施術院に来院することをおススメします。
安易な猫背矯正や姿勢矯正よりも、自分の身体の特性を詳しく知った上で、安全な無理のない姿勢指導の方が、お役に立てるはずです。
肩こり、腰痛など慢性的な体の不調で悩んでいる方ほど、背筋を伸ばす・胸を張るといった間違った姿勢指導や自分で無理のある姿勢をとっています。
縮み族の方は、特に背筋を伸ばし続けないよう注意が必要です。伸び族の方も、比較的背筋を伸ばすのは得意ですが、限界まで伸ばさず気持ちいい範囲で収めることが大切です。
小さい子供の姿を思い浮かべてください。脱力した柔らかい姿勢をしていると思いませんか。
特に女性は綺麗に見える姿勢、いい姿勢に憧れる方が多く、無意識に背筋を伸ばし過ぎて不調に陥っています。
しかし多くの場合、自分は猫背であるはずだと疑いません。もっと本当の猫背の定義を知って、自分らしい自然な姿で健康になってもらいたいです。
あなたにとってのベストな姿勢を一緒に探していきたいと思います。疑問に思ったこと、分からないことは何でもお聞きください。
見た目だけのいい姿勢よりも、もっと自然であなたに合った姿になるようにお手伝いさせていただきます。
もしどうしても背筋を伸ばしたい場合、深呼吸で背骨が動く範囲で行ってください。背骨が動かずに筋力だけで背筋を伸ばさないようにしてください。
猫背・姿勢に対する当院の施術方法
子供の背骨の柔軟性を見てください。
ディズニーランド帰りの子供が、電車の中で疲れきって、座席にすっぽり埋まるように寝ている光景を見ます。
大人になると、あんなに脱力して自分本来の背骨のカーブで柔軟に寝ることができません。
それは、猫背を嫌がり、脱力姿勢を日常的にとらなくなってしまったからです。皆いい姿勢をしようと頑張っていますよね。
当院では、減腔(げんくう)という肋骨・背骨の柔軟性を取りもどす施術と共に、世間の姿勢の常識とは違うアドバイスにより、意識の面から脱力したあなた本来の自然な姿勢にしていきます。
猫背・姿勢でお困りの方はお気軽にご相談ください。
当院には、慢性的な猫背、悪い姿勢、肩や腰を揉むだけでは楽にならない肩こりや腰痛、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。
自然な姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。
当院へのアクセス
いぶきカイロプラクティック
〒350-1126
埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
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