ブレインフォグ・頭がモヤモヤする


ブレインフォグ

  • 頭がボーッとして、記憶力や判断力が低下している
  • 頭がモヤモヤする
  • 目の前のことに集中できない
  • 眠気が続いている

ブレインフォグについて

頭痛のようで頭痛とは違う、頭の中がモヤモヤする症状があります。

ブレインフォグとは、頭がボーッとして頭の中に霧がかかったような状態になり、集中力や記憶力が低下して、眠気や気力がでない症状がみられます。

一般的に高齢者の頭痛は少ないと言われていますが、頭がモヤモヤするといって当院に来院される高齢者は比較的多いと感じています。

ブレインフォグは以前からありましたが、新型コロナウイルスが流行した2020年以降は、新型コロナウイルスの後遺症として訴える人が多くなっています。

新型コロナ後遺症の症状である倦怠感やうつ症状は、脳内での炎症が原因と考えられています。

ブレインフォグについては、脳内の炎症によって神経を包む鞘(さや)である「ミエリン」という部分に障害が生じることが引き金になることがわかっているようです。

脳内の炎症はブレインフォグだけでなく、慢性炎症になれば認知症やうつ病、慢性疲労症候群にも関係しています。

脳内の炎症を引き起こす原因を知り、改善することが大切になります。

睡眠不足とブレインフォグ

睡眠不足

徹夜明けの脳の機能は、酒酔いと同じくらいまで低下して、記憶や判断力が損なわれ、ミスが増加します。

誰でも何らかの理由で一時的に睡眠不足になることはあります。

しかし、睡眠不足が何日も重なり、慢性化した状態になると、睡眠負債とよばれるようになります。

睡眠の役割の一つは、脳の疲労回復です。

脳や脊髄には、脳脊髄液とよばれる体液があり、脳内の老廃物を洗い流して「脳の炎症」を防いでいます。この洗い流しは、起きている時よりも睡眠中にさかんに行われています。

たまった睡眠負債は、2~3日たっぷり眠ったぐらいでは解消できないため、ブレインフォグが続いてしまいます。

最適な睡眠時間には個人差がありますが、できれば7~8時間取りたいところです。

腸内環境とブレインフォグ

腸脳相関

「リーキーガット」「腸内ガス」により、腸内環境が乱れると、腸内での炎症を知らせるメッセージ物質が血液にのって、脳内にも炎症を引き起こします。

食生活の影響で、腸内環境が乱れることも、ブレインフォグの原因になります。

リーキーガットとは、小腸で栄養が吸収する細胞同士の結合がゆるんでしまった状態で、未消化なタンパク質や腸内細菌が血液に侵入するために、免疫が強く働いて炎症反応が起こります。

この炎症によって、内臓が緊張して、副交感神経が緊張します。

また、腸内ガスも胃腸がパンパンに膨張することで、副交感神経が緊張します。

 

リーキーガットの原因は、豆・ナッツ類に含まれる「レクチン」です。その他レクチンを多く含む食品には、玄米・雑穀、小麦・全粒小麦、ナス科、ウリ科があります。

レクチンとは、植物が鳥や虫に食べられることを防ぐために作り出す「植物毒」です。種子の胚の部分に多く含まれています。

腸内ガスの原因は、食物繊維など胃腸で消化されない食品で、腸内細菌が分解してガスを発生させます。

腸内ガスを発生しやすい食品は、乳頭、乳酸菌、果糖、食物繊維の多い野菜(玉ねぎ・ごぼう・レンコン)、きのこ類、たけのこ、人工甘味料などがあります。

一般的に健康にいいと言われている食品が、リーキーガットや腸内ガスの原因になり、副交感神経の緊張を引き起こしているのです。

リーキーガットや腸内ガスにより、腸内の慢性炎症と副交感神経の強い緊張が続くと、「ブレインフォグ・偏頭痛・腹部膨満・慢性疲労」といった症状が出やすくなります。

この場合には、リラックスしても改善せず一般的に健康にいいと言われる食品ではなく、根本的に食生活を改めていく覚悟が必要です

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ブレインフォグの多くは、食生活の見直しが必要です。テキストを使って段階的に体に影響を与える食事を理解することで、自分で自分の体を守れるようになります。

低血糖・乳酸菌とブレインフォグ

乳酸菌

糖質制限やダイエットにより血液中のブドウ糖が減少すると、低血糖になります。

誰でも少なからず食事を抜いている時に、頭がボーッとしてフラフラになった経験があると思います。

低血糖が続いていると、脳細胞に栄養となるブドウ糖が行き渡らないので、当然ブレインフォグになります。

 

食事を抜いていて低血糖になるのは当然ですが、きちんと食べているのに低血糖になることがあります。それは胃のなかに、乳酸菌が異常増殖しているのです。

胃で乳酸菌によって糖質が発酵すると、ガスが発生してお腹が膨満するだけでなく、乳酸がつくられます。糖質が乳酸になった分だけブドウ糖が減ってしまうので、低血糖になります。

そして乳酸が血液に吸収されると、乳酸アシドーシスといって血液が酸性に傾きます

この乳酸アシドーシスの状態が続くと、脳の神経が麻痺してブレインフォグになります。

 

一般的に乳酸菌は体にいいと言われていますが、それは腸内フローラの大腸であって、胃や小腸にはできるだけいない方がいいのです。

ブレインフォグの原因をまとめると

  • 慢性的な睡眠不足により脳の疲労回復ができていない
  • リーキーガットや腸内ガスにより腸内環境が乱れ、脳への炎症を引き起こす
  • 乳酸菌により低血糖や乳酸アシドーシスになり、脳への炎症を引き起こす

新型コロナウイルスの後遺症であっても、ウイルス以外に、このような原因を解消しておくことも大切です。

ブレインフォグに対する当院の施術方法

ブレインフォグの原因は新型コロナの後遺症だけではありません。

睡眠の問題、食事の問題、胃腸自体の問題をトータルに診て、お薬や頭を休めても楽にならない頑固なブレインフォグを改善していきます!

当院では特に、胃腸の慢性炎症を抑えることで、脳への炎症を起こさないようにするために、お腹の調子を整える施術と食事指導を行っています。

①お腹のオイルマッサージ・お腹への施術

お腹の施術は、はじめに「腸内ガス」を抜く必要があります。マグネシウムとココナッツオイルによる「オイルマッサージ」が効果的です。オイルは皮膚吸収されるため、ふき取る必要がありません。

オイルマッサージだけでも、かなりお腹の張りが取れます。

お腹のオイルマッサージ

続いて、腹部八反応点の8つ全てのポイントに対する筋膜アプローチで、血液循環を改善していきます。

すい臓・腎臓・小腸・大腸・十二指腸・肝臓・胃の滞りを改善することで、「お腹の慢性炎症」と「副交感神経の緊張」を軽減していきます。

妊婦さんやお子さんの場合、皮膚をさする優しい刺激にとどめます。

食生活の見直しと、腹部八反応点への施術回数を重ねて少しずつ改善していく必要があります。

お腹の施術

②頭と目のストレスに対する施術

「頭蓋骨調整」と「ヘッドマッサージ」を組み合わせた頭部リラックス操法という独自の整体で、脳のストレスを解消していきます。

頭と目の疲れは肝臓ストレスとなってお腹を張らせてしまいます。

妊婦さんや腹痛などお腹に直接アプローチできない場合でも、頭と目に対するアプローチであればお腹に負担をかけません。

頭の施術

④肋骨・横隔膜への施術

深い呼吸ができれば、脳への酸欠を防ぐことができます。

深い呼吸をするためには、肋骨横隔膜の柔軟性が必要です。

減腔(げんくう)という肋骨・横隔膜の柔軟性を取りもどす施術と共に、世間の姿勢の常識とは違うアドバイスにより、意識の面から脱力したあなた本来の自然な姿勢にしていきます。

この減腔により背中呼吸が自然にできるようになっていきます。

うつ伏せの施術

根本的な改善には「食生活」の改善も必要になります。

【関連記事】 食事指導・体質改善教室

脳の炎症の背景には、腸内環境の乱れがあります。リーキーガットや腸内ガスを引き起こす食事は控えて、自分にあった食事、健康になる食事をまず知りましょう!食事の知識から知恵については詳しくアドバイスさせていただきます。

ブレインフォグ・頭のモヤモヤでお困りの方はお気軽にご相談ください。

当院には、ブレインフォグ、新型コロナの後遺症、お薬や頭を休めているだけでは楽にならない頭のモヤモヤ、強いマッサージが苦手な患者さまが多く来院されています。

頭がすっきりした、お腹もすっきりした、食事について詳しくなったという方も多く、胃腸と頭を元気にするのが当院の特徴です。

また姿勢やセルフケアなどを覚えて根本的に改善したい方、副作用がない方法を考えている方など、お気軽にご相談ください。

当院へのアクセス

いぶきカイロプラクティック
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埼玉県川越市旭町1-1-18 フローラル・幸 2階
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