肩甲骨はがしの効果と注意点

いぶきカイロプラクティック院長 高橋良昌

みなさん「肩甲骨はがし」という言葉を聞いたことはありますか?

ここでは「肩甲骨はがしとはどんなものか?」、そして「いったいどんな効果があるか?」という事について

一般的にいわれている効果と、当院の整体での効果についてお伝えします。

肩甲骨はがし

肩甲骨はがしは、コリ固まった肩甲骨の動きを滑らかにするための自分で行うストレッチや施術法です。

肩甲骨は自由に動くことができるため、左右で位置が違ったり、左右で動きの差が出たりすると、肩を中心に様々な不快な症状が起こります。

肩や腕を使う動作は、すべて肩甲骨が関係しています。

しかし、デスクワークや日常生活で肩甲骨があまり動かず、腕だけを使っている方がとても多いです。

肩を上げたり下げたり、手を伸ばしたりひっこめたり

肩甲骨も一緒に動くほど、肩や腕に負担をかけなくて済みます。

肩甲骨の動きが悪くなると、肩だけの単独動作になり傷めてしまうリスクが高まります。

スポーツなどでは致命傷になります。

一般的に言われている肩甲骨はがしの効果

肩甲骨はがしには、こんな効果があります。

  • 肩こりが解消する
  • 猫背が解消する
  • 背中の張りが解消する
  • 五十肩の予防
  • バストアップ効果
  • ダイエット効果

このように肩甲骨はがしは、肩や背中まわりのコリの解消と美容にとても効果的です。

肩甲骨の動きがスムーズになると、肩こりや背中まわりが軽くなり、体がシャキッとして綺麗な姿勢を取り戻します。

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肩甲骨はがしがおすすめの方

肩甲骨はがしは、こんな方におすすめです。

  • 肩甲骨がはりついて浮かない方
  • 肩や腕の動きがスムーズでない方
  • 肩こりや背中のコリが気になる方
  • 背中が硬くて太りやすい方

肩甲骨の可動域がおかしいと思ったら、肩甲骨はがしで肩や背中をスッキリしてくださいね^^

当院オリジナルの肩甲骨はがしの効果

当院の肩甲骨はがしは、単にリラクゼーションだけの効果ではありません。

つらい症状の改善を目的に使用しています。

「肩甲骨はがし」と「肋骨・背骨の調整」を組み合わせた背中スッキリ操法という独自の整体施術を行います。

背中スッキリ操法(肩甲骨はがし+肋骨・背骨の調整)

肩甲骨は肋骨(胸郭)の上にあり、正式には関節ではないですが、脂肪を挟んで「肩甲胸郭関節」となっています。

また肋骨は背骨と関節でつながっています。

つまり、肩甲骨はがしだけでは、背中まわりの関節の動きをすべて改善することはできません。

肩甲帯と肩甲骨

肩甲骨の下地にある、肋骨や背骨の調整がとても大切になります。

当院では、肩甲骨はがしに加えて、肋骨と背骨の調整も行っていきます。

当院の肩甲骨はがし+肋骨・背骨の調整には、こんな効果があります。

  • 後頭部の頭痛が解消する
  • 産後の下半身太りが解消する
  • 野球のピッチャーやキャッチボールなど肩の本格的なケア
  • 心臓や肺の負担を減らす

後頭部の頭痛が解消する

軽い頭痛だけでなく、後頭部のつまりが原因の慢性的な頭痛も解消していきます。

肩甲骨の中でも一番てっぺんについている「肩甲挙筋」が強く関係しています。

肩甲骨上角

この部分を肩甲骨はがしすることで、離れた後頭部がゆるみます。

ただし頭痛に関しては、偏頭痛などいろんな種類や原因があり、肩甲骨はがしだけでなく、全身調整も必要になります。

産後の下半身太りが解消する

当院では「体すっきり整体」により、産後の下半身太りやウエストの拡がりを改善しています。

産後太りの根本的な原因は、骨盤の拡がりではなく、臨月になると母胎の胎児がみぞおち辺りまで上がってきて、肋骨が拡がり、産後も肋骨を閉じないままでいるためです。

産後の下半身太りが解消する減腔の効果

肋骨の拡がりと共に、肩甲骨の位置も外側に開いていくため、肩甲骨はがしだけでなく、「減腔」という肋骨を閉じる整体も行っています。

肩甲骨が外側に開いて浮かせることができなくなると、胸椎6番・7番の背骨の動きにも不具合が生じます。

ここは基本的にホルモン系統(特に副腎)と胃袋に関係がある場所で、この背骨の動きが悪くなると、異常に食欲が旺盛になり、体全体の代謝が悪くなります。

下半身太りだからと、骨盤矯正ばかりを考えず、太りやすくしないために肩甲骨の動きをつけてゆく事と、本当の原因である肋骨を閉じてゆく事が最重要ポイントです。

野球のピッチャーやキャッチボールなど肩の本格的なケア

肩甲骨を一番使うスポーツは、私が大好きな野球だと思います。

肩や肘だけでボールを投げていると、スピードのあるボールや、遠くへ力強いボールを投げることができないばかりか、肩や肘の故障につながります。

肩甲骨の動きをよくするために肩甲骨はがしが効果的ですが、股関節との連動のため、背骨や肋骨のしなりも大切です。

投球動作は奥が深く、肩甲骨と股関節の柔軟性が最重要ポイントです。

当院とご縁のある「野球選手」には、肩甲骨はがしなど「スポーツ整体」として全身をメンテナンスさせて頂きます。

肩に関してはこちらの本がともて参考になります。

肩バイブル 手塚一志
肩バイブル

野球選手のパフォーマンスアップと故障しないメンテナンスケアに、肩甲骨はがしも行う「スポーツ整体」をぜひご利用ください。

心臓や肺の負担を減らす

心臓や肺は人間の生命活動で一番大切なところです。

肩甲骨がはりついた背中が、心臓や肺にとっていいはずがありません。

肩甲骨が浮くと呼吸も自然と深くなり、心臓や肺に余計な負担をさせないで済みます。

肩甲骨はがしを行うと共に、肩が上がってすくまないように、肩甲骨と肋骨を下げる「減腔」という整体を行うことで、肩の力が抜けたリラックスした呼吸ができるようになります。

長寿の方ほど、肩甲骨がよく動き、寝ている時も起きている時も呼吸で全身が動いています。

当院オリジナルの肩甲骨はがしがおすすめの方

症状改善のため、こんな方におすすめです。

  • 慢性的な後頭部の痛みを改善したい方
  • 産後の下半身太りでお悩みの方
  • 野球でパフォーマンスを上げたい、故障しない体にしたい方
  • 肩や背中のコリでお悩みの方
  • 心臓や肺に負担をかけない体づくりをしたい方

当院で行う肩甲骨はがし

一般的に治療院で行われている肩甲骨はがしは、多くの場合内側の肩甲骨に対して行っています。

しかし当院では、内側以外に合わせて5つのポイントをチェックして、頑固な肩甲骨の張り付きにアプローチしています。

5方向からの肩甲骨はがしについて、下記のリンクから詳細をご覧ください。

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肩甲骨はがしの注意点

最後に、肩甲骨はがしの注意点について説明させていただきます。

  • 肩甲骨はがしでは深部の筋肉や関連痛をゆるめることができない
  • 肩甲骨はがしを意識するあまり背筋をのばして緊張させてしまう

肩甲骨はがしでは深部の筋肉や関連痛をゆるめることができない

肩や背中のコリを解消するのにとても効果的な肩甲骨はがしですが、どんな症状にも効果があるわけでありません。

また「当院オリジナルの肩甲骨はがし」でもわかる通り、肩甲骨の下地になっている肋骨や背骨にゆがみがあると、「肩甲骨はがしだけの施術」がかえって体に負担をかける場合があります。

当院では肋骨や背骨のゆがみを改善し、肩甲骨が動きやすい下準備をしてから、肩甲骨はがしを行っています。

ただ闇雲に「肩甲骨はがしだけ」行えばいいわけではありません。

肩甲骨の内側のしつこい痛みやコリの場合、肩甲骨の表面の筋肉ではなく、もっと深部の筋肉が原因であったり、「斜角筋」という首のまえ側の筋肉の「トリガーポイント」による関連痛であったり、内科的な病気が関係していることがあります。

このため、肩甲骨の内側の痛みでも、原因が違うことにより、肩甲骨はがしでは改善できないこともあります。

内科的な問題以外は、当院の整体で改善することが可能です。

深部の筋肉であれば、首のうしろ側の筋肉は背中まで伸びていますので、首の後ろ側の筋肉を施術していきます。

深部の筋肉

トリガーポイントの関連痛の場合、「斜角筋」という首のまえ側の筋肉が関係していますので、斜角筋を施術していきます。

斜角筋のトリガーポイントが原因の肩甲骨の痛み

肩甲骨はがしだけでなく、臨機応変に体を診ていく必要があります。

肩甲骨はがしを意識するあまり背筋をのばして緊張させてしまう

当院では基本的に「背すじを伸ばした姿勢が原因で首こり・肩こりになる」と考えています。

背すじを伸ばした姿勢が原因で首こり・肩こりになる

いつもピンと背すじを伸ばした「気をつけ姿勢」で緊張していると、座っている時、立っている時、眠っている間も、体の力を抜くことができません。

首や肩の筋肉はこのような力んだ姿勢がきっかけで硬くなり、首こりや肩こりを引き起こします。

肩甲骨はがしを自分でストレッチなどで行う姿勢を見ると、ほとんどのケースで背筋を伸ばしすぎていることが多いです。

肩甲骨はがしにより、背筋を伸ばす癖ができてしまったら、元も子もありません。

できるだけ背筋を伸ばしすぎないギリギリのところで行ってほしいです。

大谷選手の肩甲骨ストレッチも、背筋を伸ばしすぎていません!

大谷選手の肩甲骨ストレッチ

それでも肩甲骨はがしは効果的

肩甲骨はがしの効果と注意点をお伝えしてきました。

肩甲骨はがしで改善しないものもありますが、それでも肩や背中のコリや美容でお悩みの多くの方に、肩甲骨はがしは喜ばれています。

ポイントは、肩甲骨が本格的にはりつかないように、定期的に肩甲骨を浮かせるようにしていくことです。

重度の肩甲骨のはりつきまで溜めず、軽いはりつきで肩甲骨はがしを受けていただくことをおススメします。

いぶきカイロプラクティックの肩甲骨はがし

肩甲骨はがしで、あなたのお悩み解消のお手伝いができたら幸いです^^(いぶき)

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当院へのアクセス

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